連投の沢村拓一にコーラ監督が納得も…スプリットには注文「重要な要素になっていない」
2021年3月28日 12時35分
重要なテストをパスした。レッドソックスと2年契約した沢村拓一投手(32)は27日、パイレーツとのオープン戦に6回から4番手で登板。今春5試合目にして初の連投となるマウンドで、1イニングを無安打無失点、1四球に抑え、3ホールド目を挙げた。
球団地元紙ザ・リパブリカンによれば、コーラ監督も納得の出来だった。「スライダーが良かったし、直球も良かった。連投で、きのうも投げたが、きょうは彼にとってもいい登板だった。前進し続けるよ」
22日のレイズ戦登板を中継した大リーグ公式ラジオ局は「オープン戦1、2試合目は3与四球。投球フォーム改善のため、いったん練習試合で調整させ、今回がまだ3試合目の登板だ。体の切れが戻り、連投できるかは大きな疑問だ」と伝えていたが、これで雑音を吹き飛ばした形だ。
ただし、スプリットはこの日も92~94マイル(約148~151キロ)と球速は出ていたが、地面をたたいて沢村も不満げな表情を浮かべる場面も。指揮官は「いまだにスプリットは重要な要素になっていない。そこまで持っていかなければならない」と、右腕の代名詞でもある決め球の修正に期待した。
おすすめ情報