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多彩な魚種が楽しめる小田原漁港へ イワシ入れ食いにキス、メジナなど

2021年3月26日 05時00分

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旧港の荷さばき所前岸壁でカタクチイワシを入れ食いさせていた女性

旧港の荷さばき所前岸壁でカタクチイワシを入れ食いさせていた女性

  • 旧港の荷さばき所前岸壁でカタクチイワシを入れ食いさせていた女性
 釣りにとって1年で一番厳しいシーズン。一昨年の冬、神奈川県真鶴町の真鶴港へ出かけた時、トウゴロウイワシの大群に感動したが、今季はその姿は全くなし。それならと多彩な魚種が楽しめる同県小田原市の小田原漁港へ移動した。型は小さかったが、カタクチイワシが入れ食い。シロギスやメジナ、カサゴの姿も見られた。 (中日釣ペン・黒野善弘)
 ちょうど昼ごろ小田原漁港に到着した。雨後の強風を心配したが、風も弱く雲一つない晴天。例年ならトウゴロウイワシを狙って多くのファンが訪れる旧港の荷さばき所北の岸壁は、今年も立ち入り禁止。港内は釣れていないのか、釣り人はかなり少なかった。
 旧港入り口北岸壁(図<1>)で、同県南足柄市の3人姉妹が竿を出していた。小サバを交え5〜7センチのカタクチイワシを3人で200匹ほどを釣っていた。
 次に向かったのは旧港の荷さばき所前岸壁(図<2>)。中央付近で厚木市の若者がチョイ投げでシロギスを狙っていた。クーラーには15〜17センチの同魚6匹と8センチのハゼ、12センチのメゴチ各1匹が入っていた。
 港口寄りに釣り座を構えていた相模原市の夫婦は、時合いが来たのか、奥さんがカタクチイワシを入れ食いさせていた。延べ竿4・2メートル、トリックサビキ2号7本針(集魚板付き)にオモリは3号だった。
 さらに旧港入り口(図<3>)へ。ここはトウゴロウイワシの人気ポイントだが、カタクチイワシの回遊も多い。先端はフカセでメジナやクロダイを狙う人も。夏から秋は多彩な魚種が期待できるところだ。
 旧港入り口からぐるっと回って対岸入り口(図<4>、<5>)へ。ここでは釣った小サバやイワシを泳がせてヒラメやイカを狙う人や、フカセでメジナやクロダイをターゲットにする人がいたが、この日は釣果なし。
 新港に伸びている小突堤(図<6>)では、3人がダンゴ釣りでクロダイを狙っていたが「メジナ22センチが1匹のみ」と嘆く。見せてくれたのは小田原市の人。潮通しがいいので思わぬ大物も期待ができそうだ。

◆盛況な新港南岸壁 ベテランさん爆釣

 この日一番元気な人が新港南岸壁(図<7>)にいた。同県秦野市のベテランさんだ。4・5メートルの硬軟ののべ竿2本を出し、自作のサビキ仕掛けでカタクチイワシを爆釣。しかも竿受け、集魚板まで手作りだ。
 「座る暇がない」と言いながら午前8時から午後2時までに軽く250匹をキープ。まき餌のアミエビがなくなったところでフィニッシュした。帰って唐揚げやかき揚げにするという。「骨も感じないし栄養満点」と自画自賛だ。
 そこへ地元の人が見学に来て「2、3日前のカタクチイワシはどれも10センチくらいあった」と教えてくれた。どうやら潮によって魚のサイズや群れが違うようだ。
 最後にのぞいたのは新港のちょうちん堤防の最奥部(図<8>)。若者5人がアオイソメを餌にヘチ釣りで15センチ前後のカサゴ4匹を持っていた。夕方からは良型も出るとのことだ。

◆江之浦測候所という名の文化芸術の発信地 屋外型美術館

<寄り道> 江之浦測候所という名の屋外型美術館。測候所といえば気象や地震、火山などを観測するところ。別な見方をすれば、あくまでも自然、そして天空を展望する場所なのだ。ここは写真家で現代美術作家の杉本博司さんが設計した「複合文化施設」で文化芸術の発信地として構想された。ギャラリー、美術館であり、現代建築でもある。相模湾を見下ろす美術館で、宇宙を感じられる空間を体感してほしい。
 チケット購入は2日前までにインターネットで事前予約が必要。3300円(午前、午後入れ替え制)。中学生未満は入場できない。休館日は火・水曜(年末年始、臨時休館日)。JR根府川駅から無料送迎バスあり。JR真鶴駅からはタクシーで10分。(問)小田原文化財団事務局=(電)0465(42)9170。

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