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【独自】三菱航空機、名古屋空港退去へ 体制縮小、SJ工場に本社移転

2021年3月26日 05時00分 (3月26日 11時45分更新)
 国産ジェット旅客機「スペースジェット(SJ)」を開発する三菱航空機が、事業の一時凍結に伴い、本社を構える愛知県豊山町の県営名古屋空港ターミナルビル内から三月末に退去することが分かった。従業員の大幅減など体制の縮小により、空港に隣接する親会社の三菱重工業のSJ最終組立工場内に移転する。
 三菱航空機は二〇〇八年の設立当初、零式艦上戦闘機(零戦)を設計した名古屋市港区の通称「時計台」と呼ばれる建物に本社を置いた。その後、飛行試験など開発を効率的に進めるために一五年一月に空港ビル内に移転した。三階建てビルの二階を中心に県からフロアを借り、最盛期には外国人の設計技術者らを含めて二千人近くが働いた。
 だが、商用化に必要な「型式証明」の取得の遅れや、新型コロナウイルス禍による航空機需要の減少で昨年十月、SJの開発を一時凍結。三菱航空機は四月から社員を二百人以下に減らすため、フロアの余剰や賃料負担などを考慮して空港ビルからの退去を決めた。
 今後は、空港西側の量産工場に新たに事務所を構え、型式証明の取得に向けた作業を継続する。
中日BIZナビ
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