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【石川】「百番街」30年 駅ナカの歩み 金沢ステーションデパート前身

2021年3月26日 05時00分 (3月26日 10時00分更新)
利用客が行き交う金沢ステーションデパート(1953年ごろ)=金沢ターミナル開発提供

利用客が行き交う金沢ステーションデパート(1953年ごろ)=金沢ターミナル開発提供

  • 利用客が行き交う金沢ステーションデパート(1953年ごろ)=金沢ターミナル開発提供
  • 開業当日、来店客でにぎわう金沢百番街(1991年3月20日)=金沢ターミナル開発提供
  • 30周年の記念冊子を紹介する金沢ターミナル開発の山越健司社長=金沢市の中日新聞北陸本社で

ターミナル開発 記念冊子 「愛され育てられた」

 JR金沢駅の商業施設「金沢百番街」を運営する金沢ターミナル開発(金沢市)は、開業30周年の記念冊子を作った。前身の「金沢ステーションデパート」時代から百番街開業時のにぎわいの様子、北陸新幹線の金沢延伸に向けた大規模リニューアルなどを、豊富な写真と関係者の証言を交えて紹介している。 (高本容平)
 金沢ステーションデパートは一九五三年十月に金沢駅地下に誕生した。テナントの四十四店舗は飲食店のほか、玩具店や洋傘店、時計店など多種多彩。六五年の店舗配置図を見ると、「おでん 黒百合」や「浦田甘陽堂」「天狗(てんぐ)中田本店」など、今なお百番街で営業を続ける店もある。
 金沢百番街は金沢駅周辺の鉄道高架化に伴い、新たな商業施設として開発。金沢の伝統文化や食をテーマにした「かなざわ館」とファッションの「トレンド館」の二つのゾーンがあり、九一年三月二十日に開業した。施設名は加賀百万石や百十五の店舗数にちなみ、顧客から百点満点をもらえるショッピングセンターにしたいとの願いを込めた。
 トレンド館は二〇一一年に「Rinto(りんと)」としてリニューアル。一四年にはかなざわ館のコンセプトを引き継ぎ、「あんと」がオープンした。北陸新幹線の金沢開業を迎えた一五年三月十四日には約十三万五千人が来店。当時の社長だった辻子義則相談役が「すごいとしか言いようのない景色が広がりました」と、にぎわいを回顧している。
 冊子はA4判四十七ページで、三百部を発行。テナント関係者や金沢ターミナル開発の社員に配布した。併せて、テレビCMやニュース映像、関係者のインタビューなどを通して百番街の歴史をたどるDVDも作成。金沢百番街のホームページでも公開している。
 山越健司社長が二十三日、金沢市の中日新聞北陸本社を訪れて冊子を紹介し「金沢百番街がこれまでどう愛され、育てられてきたかが分かった。次の時代に向かうエネルギーになる」と感慨深げ。コロナ禍で観光利用の減少が続くが「世の中の変化は早い。地域が求めるものの先を行けるように方向性を定めたい」と話した。

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