センバツに滲む『コロナの影響』中日スカウトが1回戦32校を総括 1位候補の市和歌山・小園「魅力的」
2021年3月25日 17時20分
出場32校が出そろった25日、中日スカウト陣は一通りのチェックを終えて甲子園を後にした。
米村明チーフスカウトは今大会のナンバーワン右腕の呼び声高い市和歌山・小園について、「内角に行かず、無難な投球になってしまった点は課題」と指摘しながらも、「変化球も上手。魅力的」と1位候補に挙げた。また、スライダーに切れがあった北海・木村、制球力に優れた明徳義塾・代木の両左腕も「コンスタントに直球が140キロを超えてきたら面白い」と期待を寄せた。
野手では県岐阜商・高木、智弁学園・前川、東海大相模・大塚らの名前が挙がった。高木は「打者として上位候補」と打力を評価。前川は初戦無安打だったものの、8回に放った右飛を「長距離砲の角度だった」とうなった。遊撃手の大塚は1球ごとに守備位置を変える頭脳と強肩を買った。
全体的には「コロナの影響で、練習が十分にできていない印象を受けた」という。そのため「この春の結果でリストから外すことはない。長い目で見ていきたい」と視察を夏まで継続する考えだ。
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