空手の五輪女子代表・植草歩選手がパワハラ訴える 全日本空手道連盟の香川政夫選手強化委員長を 言葉による叱責受けたと主張
2021年3月24日 10時30分
空手の東京五輪組手女子61キロ超級代表の植草歩選手(28)=JAL=が全日本空手道連盟(全空連)の香川政夫選手強化委員長からパワーハラスメントを受けたとして、全空連の通報・相談窓口に訴えていたことが24日、関係者への取材で分かった。全空連は両者から事情を聴いた上で、31日に倫理委員会を開いて処分などを検討する。
複数の関係者によると、植草選手は香川氏から言葉による叱責を受けたと主張している。日本オリンピック委員会(JOC)にも相談したという。香川氏は共同通信の取材に「私の口から言うと問題がある。倫理委員会ではっきりする」と話した。
香川氏は強豪、帝京大の監督で、植草選手とは大学時代からの師弟関係にある。植草選手は今も同大に拠点を置いて練習している。
植草選手は女子68キロ超級で2016年世界選手権を初制覇。体重無差別で争う全日本選手権は15~18年に女子初の4連覇を達成した。
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