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博物館収蔵品貸し出しビジネス 愛知県コンテスト、事業構想大学院大・中村さん優秀賞

2021年3月24日 05時00分 (3月24日 17時53分更新)
文化財のシェアリングサービス「どこはく」を考案した中村さん=名古屋市で

文化財のシェアリングサービス「どこはく」を考案した中村さん=名古屋市で

 愛知県が本年度から始めたスタートアップのビジネスプランコンテストで、事業構想大学院大学の中村萌さん(27)が提案した文化財のシェアリングサービス「どこはく」が最高の優秀賞に選ばれた。博物館で未利用の収蔵品を企業などに貸し出すサービスで、今後の事業化を目指す。
 情報コンサルト会社のナカシャクリエイテブ(名古屋市)で文化財事業を担当する中村さんは、博物館に展示されている収蔵品は全体の一割しかないことに着目。寄付などで点数が増えて収蔵庫に入りきらないものは廃棄される事例もあるといい、企業などに有償で貸し出せないかと考えた。
 どこはくでは、博物館や美術館に文化財を登録してもらい、活用を希望するホテルや空港、地域金融機関などが借りられる仕組みの構築を目指す。必要に応じ、展示ケースの貸し出しや解説パネルの作成も請け負う。課題は、配送時などに掛ける保険金の基になる文化財の価値をどう値付けするか。今後、長野や山梨の博物館と連携して実証実験を行い、二年後の事業化を目標にする。中村さんは「眠っている文化財に価値を生み出し、文化への接点を増やしたい」と話している。
中日BIZナビ
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