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羽生結弦、北京五輪・男子3枠確保へ「最大限貢献」大震災被災者へ『この子たち』通じ何か伝えたい【フィギュア】

2021年3月24日 06時00分

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羽生結弦

羽生結弦

 2022年北京五輪の国・地域別出場枠が懸かるフィギュアスケートの世界選手権が24日、ストックホルムで開幕する。男子の羽生結弦(26)=ANA=と宇野昌磨(23)=トヨタ自動車、中京大=はともに今大会の最優先事項に五輪の「枠取り」を挙げた。日本の両雄は前回の平昌五輪に続き、上位2人の順位合計「13以内」に与えられる最大3枠を狙いにいく。羽生は22日に初練習を行った。
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 現地で公式練習を終えた羽生は、自然体で取材に応じた。「わりと淡々としている。出るまではいろいろ思うことはあったけど…。まあでも、現地に来て滑るからには、やっぱり何かしら意味のあるものにしたい」
 出国直前は地震により新幹線が使えなくなり、飛行機の変更を迫られた。現地入り後はPCR検査などコロナ対策に追われる日々。それでもブライアン・オーサー・コーチら指導陣と合流し、試合モードに入りつつある。
 東日本大震災から10年。被災者だからこそ感じることはあるが、考えに変わりはない。「やっぱり僕はスケートをしているだけで、直接皆さんに何かしているわけではない。この時期のこの子たちを通して、何かのメッセージだったり、何か心が動くきっかけになってくれれば」
 羽生は、演目を「この子たち」と呼ぶ。愛情深く磨き上げた演目への思いは募るが、冷静に言い聞かせる。「まあそれよりも、まずは自分がしっかりと納得できる演技をすることが大前提」
 今季は新型コロナの影響でグランプリ(GP)シリーズを欠場した。「この3つのプログラムを、何か僕なりのこの世の中に対してメッセージのあるものにできたら」。今大会は、5年ぶりの頂点に立った昨年末の全日本選手権と変わらない演技構成で臨む予定だ。
 意識するのは、来年に迫った北京五輪で男子の3枠を確保すること。「最大限、貢献したいなとは思っています」と力を込めた。
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