紀平梨花「全日本選手権より感覚がいい」23日から4回転サルコーの調整へ【フィギュア世界選手権】
2021年3月22日 21時41分
2022年北京五輪の国別出場枠が懸かるフィギュアスケートの世界選手権(24日開幕・ストックホルム)に出場する女子の紀平梨花(18)=トヨタ自動車=が22日の公式練習後にオンライン取材に応じ、人生初の無観客試合に向け「お客さんがいない分、ちゃんと試合の意識を持ちながらこの舞台に立てている喜びを心に刻んで滑りたい」と語った。
公式練習第1日は代名詞・トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)の練習に時間を費やし、紀平は「全日本(選手権)の時より感覚がいい。朝の練習や疲れのある条件の中で、いい確率だった」と状態を説明。新型コロナウイルス陰性が確認されるまで部屋から一歩も出られなかっただけに練習を「試合の感じが出てきて楽しみになってきた」と振り返ると、23日からは4回転サルコーの調整に入ることを明かした。
靴を全日本選手権から変えたことにも言及して「アクセルは跳びやすくなっている」。コロナ禍で「何度も嫌だなと思った」という気持ちをファンからのメッセージで乗り越えただけに「画面越しからでも私の演技で希望になったり、コロナ禍でも頑張っていこうという気になったり、諦めずにやっていける心を取り戻したりと、そんなふうに思ってもらえる演技で恩返ししたい」と話した。
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