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アートの力で風化させない 震災の記憶つなぎ留める 4月1日から東京で「もやい展」

2021年3月22日 16時00分 (3月22日 16時00分更新)
「もやい展」の意義を語る中筋純さん=東京都新宿区で

「もやい展」の意義を語る中筋純さん=東京都新宿区で

 東日本大震災と原発事故から10年。いまだ厳しい現実が横たわる被災地と、記憶を風化させつつある人々を芸術の力でつなぎ留めようと、アーティスト有志がそれぞれの思いを込めた作品を持ち寄る「もやい展」が4月1〜8日、東京都江戸川区のタワーホール船堀で開かれる。 (谷村卓哉)
 企画展名は船と船をつなぐ荒縄の結びが転じ、共同作業を意味する言葉を取り、東京・練馬区立美術館(二〇一七年)、石川・金沢21世紀美術館(一九年)に続き三カ所目。表現法の異なる作家が手を取り合い、作品が発するメッセージを想像してもらう場を提供することで、被災地や原発問題に関心を寄せる人々をもやい直したい−。そんな趣旨に賛同する作家は回を重ねるごとに増え、今回は彫刻、絵画、和紙造形、漫画などの十五人が出展。朗読劇やダンス、音楽など舞台イベントもほぼ連日開催する過去最大の規模となった。
 実行委員会代表は写真家の中筋純さん。原発事故による放射性物質の拡散で、多くの人々がすみかを奪われた旧ソ連・チェルノブイリ一帯と、福島県浜通り地域を継続取材してきた。その成果で原子力災害の悲惨さを訴える巡回展「流転」は、今月で四十一回を数える。福島...

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