本文へ移動

【J1名古屋】MF稲垣祥「得意な形」針の穴を通すような右足一撃 開幕6戦中3試合で決勝点

2021年3月21日 21時40分

このエントリーをはてなブックマークに追加
鹿島―名古屋 前半、鹿島・エヴェラウド(右)と競り合う名古屋・稲垣=カシマスタジアムで

鹿島―名古屋 前半、鹿島・エヴェラウド(右)と競り合う名古屋・稲垣=カシマスタジアムで

◇21日 J1第6節 鹿島0―1名古屋(カシマスタジアム)
 名古屋グランパスは、MF稲垣祥(29)のゴールで鹿島に1―0で勝った。開幕からの連勝記録を延長戦が廃止された2003年以降ではリーグ記録に並ぶ「6」に伸ばした。
 針の穴を通すような一撃が、雨のカシマを貫いた。後半14分、マテウスの左コーナーキックを、山崎が頭でそらす。ペナルティーエリア手前に待ち構えていたのは、稲垣。「得意な形でボールが来た」と、迷いなく右足を振り抜いた。地をはう軌道のシュートはゴール左端、ポストに当たりながらネットを揺らした。勢いを増す雨の中、稲垣を中心としたグランパスイレブンの輪が喜びを爆発させた。
 「アウェーだったし、理想通りの展開にはならないと割り切っていた。0―0だから焦るということはなく、このまま進めていいよと話しながらゲームを進めた。その中でもああいったチャンスは必ず来る」
 開幕6試合のうち、3試合で決勝点を挙げた稲垣。その勝負強さの源は、不動心だ。今季の抱負は、空を行く雲や流れる水のように物事にとらわれないさまを指す「行雲流水」。「自分の人生でも大事にしてきた言葉。できることにフォーカスして、無理なものは無理なのであきらめるというのも大事」。チームと自分の力を信じるがゆえの、自然体の意識を大切にしている。
 この日も、アウェー戦で相手が勢いに乗る展開は織り込み済み。序盤の押し込まれる流れに無理にあらがっては墓穴を掘ると考え、エリア内への侵入を防ぐ守りへシフト。相手の攻勢を受けきる構えで好機を探り、自身唯一のシュートを確実にものにした。
 13日の神戸戦(ノエスタ)に続いて火を噴いた稲垣のミドルシュートは、今やグランパスの武器。国際Aマッチデーによる中断明けも、ペナルティーエリア手前の“稲垣ゾーン”から目が離せない。
おすすめ情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ