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【センバツ】10K完投の天理・達にプロ高評価 中日・米村チーフスカウト「1位指名も十分にありうる」

2021年3月20日 13時06分

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完投した天理・達

完投した天理・達

◇20日 センバツ高校野球1回戦 天理7―1宮崎商(甲子園)
 天理の最速146キロ右腕・達孝太投手(3年)が、初戦から161球の熱投で被安打6、1失点、10奪三振で完投、2015年以来6年ぶりのセンバツ勝利に導いた。
   ◇   ◇
 プロ注目の193センチ右腕が、初戦からフルスロットルだ。先頭打者への4球目に自己最速タイの146キロを計測。四球と安打で迎えた2死一、三塁のピンチを三振で切り抜けると、連打で1死一、三塁となった2回も9番・若松を空振り三続、中野は143キロ直球で捕邪飛に仕留めた。
 「しんどかった。でも、走者が得点圏にいるときに、しっかりギアを上げられた」。被安打6、1失点で10奪三振。161球の完投劇だった。
 低めの変化球を見極められ、球数は2回で50球、5回で97球に達した。「序盤はカウントをうまく取れなかった。ストライクを取って、投手有利にしようと思った」。2回以降は球速をあえて抑え、制球重視の直球主体にシフトチェンジ。8回に高校通算26本塁打を誇るプロ注目の3番・中村に中越えの適時三塁打を浴び、完封は逃した。だが、150球を超えた9回にも144キロを計測。スタミナは十分だった。両親から贈られた球の回転数などを計測する機器を使い「投げている感じと実際のボールを擦り合わせてきた」。140キロに満たない直球で空振りを奪うなど、確かな手応えを感じた。
 「目標はメジャー」と公言するスケールの大きさが魅力だ。これまで将来性を価値を見いだす声が多かったプロ側の評価も変化。中日の米村明チーフスカウトが「見るたびに良くなっている。スライダーもカウント球になるし、フォークも決め球にしようと努力している様子が見える。プロ志望届を出したら上位候補だし、1位指名も十分にありうる」と高評価を与えれば、ヤクルト・小川シニアディレクターも「球のリリースが速く、高めに浮いていたけど、まだ春なので、下半身を強化したらもっと良くなる。素材は素晴らしい」と絶賛した。
 2回戦の相手は、出場校最多の昨秋15本塁打を誇る高崎健康福祉大高崎(群馬)。「課題は初回の立ち上がりや、前日までの調整不足。修正して、次は全部三振を取るつもりで臨みたい」。達は堂々と強力打線封じを誓った。

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