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聖徳太子ゆかりの錦織発見 京都の仏光寺

2021年3月20日 05時00分 (3月20日 05時01分更新)
京都・仏光寺の蔵から見つかった聖徳太子ゆかりの錦織=19日

京都・仏光寺の蔵から見つかった聖徳太子ゆかりの錦織=19日

 真宗仏光寺派本山の仏光寺(京都市下京区)は十九日、約千三百年前の飛鳥時代に織られた聖徳太子ゆかりの錦織が寺の蔵から見つかったと発表した。仏光寺によると、同封されていた墨書きなどから、天保十二(一八四一)年十月十八日に法隆寺から贈られたことが判明。法隆寺が伽藍(がらん)修復のために「出開帳(でがいちょう)」と呼ばれる宝物展示で資金集めをした際、仏光寺が支援したことへの返礼とみられる。
 錦織は中国の蜀から伝わったとされる「蜀江錦(しょっこうきん)」と呼ばれる種類で、鮮やかな赤地が特徴。縦約八センチ、横約十センチで、昨年十一月に蔵の調査で見つかった。
 平安末期の貴族、藤原頼長の日記「台記(たいき)」を引用し、蜀江錦が法隆寺を建立した聖徳太子ゆかりのものであることを示す墨書きも同封されていた。仏光寺によると「お守りとして用いてほしいという意図が込められている」という。
 京都国立博物館の山川暁企画・工芸室長は、蜀江錦を実際に太子が使ったかどうかは分からないとしながらも「聖徳太子信仰と重ねて、昔から法隆寺の中で尊ばれてきたのだろう」と推測した。蜀江錦や墨書きは、四月一、二日に仏光寺で展示される。...

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