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10〜2月 301人感染  県内 施設や会社で増加

2021年3月19日 05時00分 (3月19日 09時48分更新)

 対策徹底 飲食店は激減

 県は十八日、昨年十月〜今年二月の県内での新型コロナ感染状況について、課題と対策のまとめを公表した。この期間に三百一人が感染し、昨年七〜九月に比べて県外や高齢者介護施設、会社などでの感染の割合が増加する一方、九月までは感染の大部分を占めていた飲食店での感染は激減し、三人(1%)にとどまった。
 県外での感染は五十七人(18・9%)で、13・9%だった昨年七〜九月に比べて5ポイントの増。年末年始の帰省中に発症した人などが多かったことが反映された。会社の同僚などへの感染は三十八人(12・6%)で8・5ポイント増となった。今年一月に高齢者施設のクラスターが初めて発生し、施設での感染は五十人(16・6%)を占めた。
 一方、カラオケ喫茶などを含めた飲食店は昨年九月まで感染の二〜四割を占めていたが、会食時の感染対策などが徹底され、大幅な減少につながったようだ。
 感染経路が判明しなかったのは十人(3・3%)にとどまり、積極的なPCR検査などの効果が出ているとみられる。重症化率は5・6%で、昨年三〜六月の18・9%や、七〜九月の7・4%に比べてさらに低下した。入院日数は平均一二・〇日で、昨年三〜六月の二一・六日や七〜九月の一三・五日から短くなった。
 昨年三〜九月は中高年が感染の中心だったのに対し、十〜二月は二十〜五十代が57・8%を占め、若年齢化がみられた。今後の対策では、高齢者などはコロナから回復しても、元々の持病などですぐに退院できず、コロナ患者用病床の確保で新たな課題となったことから、転院先となる「後方支援医療機関」の確保を目指す。日本語を話せない外国人の感染者もいたことから、外国語版「入院のしおり」などを充実させる。 (今井智文)

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