本文へ移動

スピード武器に若隆景が大関相手に2連勝「我慢できた」コロナ感染乗り越え…第4子誕生【大相撲】

2021年3月19日 06時00分

このエントリーをはてなブックマークに追加
寄り切りで正代を破り懸賞金を手に引き揚げる若隆景

寄り切りで正代を破り懸賞金を手に引き揚げる若隆景

 ◇18日 大相撲春場所5日目(東京・両国国技館)
 西前頭2枚目の若隆景(26)=荒汐=が大関正代(29)=時津風=を寄り切りで下し、大関相手に連勝で2勝目を挙げた。
 若隆景には、やらなきゃいけないわけがある。幕内で3番目に軽い127キロが、おっつけとスピードを武器に正代を寄り切った。大関戦初勝利を上げた3日目の貴景勝戦に続き、今度は正代。これが2勝目とはいえ、ともに2大関から奪った価値ある白星だ。
 「下から先に攻めようと思いました。我慢できたと思います」。体力を生かして攻めてくる正代に、左右のおっつけで応戦。上手をひかれたところは危なかったが、投げで崩そうとした正代の動きを見逃さなかった。一気に前へ。持ち味の瞬発力で勝負を決めた。
 初場所後の2月10日に、第4子となる女の子が誕生していた。コロナ禍に新たな命を授かったことへの感謝、心配をかけた周囲への感謝の思いを土俵で表現する。
 若隆景の新型コロナウイルス感染が判明したのは昨年の大みそか。40度の高熱が出て、味覚・嗅覚障害に襲われた。入院していても自分より家族のことが心配だった。身重の妻がいる。第3子の長男は昨年1月に生まれたばかり。親族も駆け付けることができない状況の中で、保健所と相談しながら乗り越えた。
 もちろん忘れてならないのは東日本大震災で被災した地元・福島へ勇気を届けること。「自分たちよりもっともっとつらい思いをした方々がたくさんいると思うので、あの日のことを思い出してまた福島の人たちと一緒に頑張ろうという気持ちです」。10年前は高校1年生。相撲を見ている側だった。「今は逆に相撲で頑張って、福島を少しでも勇気づけられたらなと思います」と誓う。6日目は朝乃山。「思い切って自分の相撲を取るだけです」。大関総なめをかけて土俵に上がる。

関連キーワード

おすすめ情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ