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【石川】視覚障害者「安心して使える」 受話器で駅員と対話 JR新券売機

2021年3月17日 05時00分 (3月17日 09時52分更新)
受話器でオペレーターの指示に従い、券売機で切符を購入する米島芳文さん=16日、JR金沢駅で

受話器でオペレーターの指示に従い、券売機で切符を購入する米島芳文さん=16日、JR金沢駅で

金沢駅で体験 カメラ位置 把握に課題も

 視覚障害者が券売機をスムーズに利用できるよう課題を検証する勉強会が十六日、JR金沢駅であった。石川県視覚障害者協会理事長の米島芳文(よねしまよしふみ)さん(68)とヘルパーらが、昨年十二月に構内に設置された新しい券売機を利用し、切符購入を体験した。
 券売機に備え付けられた受話器を取ってオペレーターと会話しながら画面を操作し、東京駅までの新幹線の特急券などの買い方を確認。松任駅までの在来線の乗車券も買い、職員に付き添われて実際に電車に乗り込み、松任へ向かった。取り付けられたカメラに向かって障害者手帳を見せるよう指示された際は、米島さんがカメラの位置がわからず、背表紙を見せてしまう場面もあった。
 米島さんは、これまでは有人の窓口で切符を購入していたというが「指示どおりやれば、券売機で買えて、こんな便利なものはない。目の前に人がいるイメージで、安心して使える」と喜んだ。
 JR西日本では、障害者差別解消法やバリアフリー新法などをふまえ、社員に研修をするなどサポートに取り組んでいるという。担当者は「視覚障害者の方が自信を持つきっかけになれば。対応したオペレーターの感想を聞いて、改良したい」と話した。
 同協会によると、県内の視覚障害者は約二千四百人。機械の設置を知らされた協会が体験を要望し、勉強会が行われた。JR西日本では、人手不足に対応するため、有人の切符売り場の廃止を進めている。(鈴木里奈)

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