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5年ぶり英語版も 産業観光図鑑 21年版発刊

2021年3月17日 05時00分 (3月17日 10時20分更新)
英語版もお目見えした富山産業観光図鑑2021年版

英語版もお目見えした富山産業観光図鑑2021年版

県商議所連など コロナ収束後見据え

 県商工会議所連合会などは、モノづくり県・富山を紹介する二〇二一年版「富山産業観光図鑑」を発刊した。企業の工場や観光施設など県内全域の施設を網羅。外国人向けに五年ぶりに英語版も別に作製し、新型コロナウイルス収束後に見込まれる外国人観光客の増加に対応した。 (坂本正範)
 地域特有の産業に関する商品や工場などを対象にする「産業観光」は誘客の重要な手法。県内ではファスナーや窓の仕組みが分かるYKKセンターパーク(黒部市)や、スズの鋳物体験ができる能作(高岡市)などが知られている。
 県商議所連と県内の八商議所が北陸新幹線開業の一五年から毎年、産業観光をテーマにした図鑑を作製している。掲載施設は当初の百三十から年々増えており、個別の施設のほか、「食」などのテーマ別や「魚津・滑川」「高岡・砺波」といったエリア別のコースの紹介、スマートフォンを使って動画を見られる拡張現実(AR)機能の搭載が特徴となっている。
 二一年版の掲載施設は、二〇年版より十一増えて二百一。お薦めのコースを一部見直し、黒部エリアをカキ料理、氷見・射水エリアをワインが楽しめる「美食体験」コースとした。
 英語版は図鑑の中から英語のホームページがある七十八施設を抜粋。さらに、外国人観光客に訪れてほしい太閤山ランド(射水市)、チューリップ四季彩館(砺波市)、魚津水族館(魚津市)などを追加した。
 図鑑(A5判、四十八ページ)を二万部、英語版(二十六ページ)を七千五百部作製した。県内のホテルや旅館、観光案内所、小中高大学のほか、県内外の観光事業者、北陸新幹線沿線や関西圏の商議所などに無料で配布する。
 新型コロナ禍で人の移動が減り、産業観光は大きな打撃を受けているが、「ポスト・コロナ」を見据えた取り組みも重要。県商議所連の高木繁雄会長(富山商議所会頭)は富山市内で会見し、「図鑑を大いに活用してもらい、県内観光、広域観光につなげたい」と話した。

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