原口&室屋以外の“欧州組”召集「控えさせて」森保監督コロナ直撃で明言せず「難しい国が…」【サッカー日本代表】
2021年3月16日 19時00分
サッカー日本代表とUー24日本代表の指揮を兼務する森保一監督(52)が16日、今月下旬に活動が重なる両チームの欧州組の選考が難航していることを明らかにした。新型コロナウイルス“リスク地域”の日本から所属先に戻った際の隔離措置が大きな理由で、オンライン取材に応じた指揮官は「招集が難しい国がある。(18日の日本代表メンバー)発表ぎりぎりまで様子をうかがいたい」と話した。
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奥歯に物が挟まったような言葉が続いた。出入国制限の影響による欧州組の選考状況を聞かれた森保監督は「今、どこの国から招集できないと発言することは控えさせていただいてもいいでしょうか」と申し訳なさそうに言った。
日本代表は25日に国際親善試合・韓国戦(日産)、30日にW杯アジア2次予選・モンゴル戦(フクアリ)を控え、U-24日本代表は26日(味スタ)、29日(ミクスタ)に同アルゼンチン代表戦を予定している。両代表が全試合ベストメンバーで臨むことは、日程的に難しい。さらに、新型コロナの影響もメンバー選考を直撃している。
チーム内で陽性者が出たドイツ2部ハノーバーの原口と室屋については「招集できなくなる」と説明。ただ、明言できたのは、この2人の“招集断念”だけ。その他の欧州組については明確な返答を避けた。
欧州といっても、国や州、市など自治体によって、隔離措置の有無、期間はバラバラで、変異株の感染拡大の状況次第では方針が変更する場合もある。さらに、開催地への入国時、またはクラブに戻った後に5日間以上の隔離が必要となる場合、クラブ側は招集義務を免除される特例があり、昨年11月のオーストリア遠征では大迫(ブレーメン)、堂安(ビーレフェルト)の招集が“拒否”された事例もある。
森保監督は、18日午後2時に予定しているA代表のメンバー発表直前まで情勢を見極める方針。綿密な情報収集と幅のある選考で対応していく考えで、「ぎりぎりまで様子をうかがいながら最終的にお伝えできれば」と話した。
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