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小出義雄監督見てくれましたか…和久夢来が大阪から1か月半で名古屋に挑んだ訳【名古屋ウィメンズ】

2021年3月15日 13時13分

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4位でゴールする和久夢来

4位でゴールする和久夢来

◇14日 名古屋ウィメンズマラソン(中日新聞社など主催、バンテリンドームナゴヤ発着の42・195キロ)
 3位までを上位入賞という。5位から8位までを下位入賞としたら、4位は何と形容すべきなのだろう。この日、その4位でゴールしたのはユニバーサルエンターテインメントの和久夢来(わく・みらい)、25歳。1月31日の大阪国際女子マラソンでつくった自己記録を12秒だけ更新する2時間26分30秒のゴールに安堵(あんど)の笑みがもれた。
 大阪からわずか1か月半足らずで名古屋に挑んだのには訳がある。一昨年の4月24日、80歳で逝った小出義雄監督の最後のまな弟子と形容される彼女は、一足先に思い出の地で供養をしたかったのだ。
 和久が初マラソンに挑んだのは、2019年のこの名古屋だった。2時間33分37秒で27位の記録が残る。小出監督が生前、指導のために訪れた最後のマラソン大会となった。彼女は「もっと強くなろうな」とやさしくほほ笑みかけた監督の言葉を忘れない。
 この日、供養ランを終えると、和久に笑顔が戻った。「監督の笑い顔、動き、言葉遣い…みんな好き。おかしいですか?」。前日は、調整ランから名古屋市内の宿舎に戻ると、居合わせた小出一門の大先輩、有森裕子さんから励ましの声をかけられた。「強くなるのよ」。「はい」。直立不動が初々しい。4位から始まる逆襲である。(スポーツジャーナリスト)

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