ジョー、減量効果でゴール数伸ばす
2018年8月1日 02時00分
名古屋グランパスは1日、リーグ第19節仙台戦(ユアスタ)に臨む。ブラジル人FWジョー(31)にとっての仙台は、4月のリーグ戦で2得点したイメージのよい相手。だがチームは2-3で敗れ、「次こそ自分たちが勝つ」。減量効果を敵地で発揮し、16試合ぶりの勝利をチームにもたらす。チームは31日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで完全非公開で練習した。
前半戦と見違えるようなシャープな動きだ。中断期間の練習でもともと95キロあった体重は90キロまで絞れ、腰回りを中心にすらっとした。「以前より素早い動きができている。(加入以来)ジムで取り組んでいる筋トレが実ってきている」と手応えを口にする。
プレーの切れも増してきた。切り返しやシュートモーションといった一瞬の動きのスピード感が向上。その最たる例が、22日の広島戦の前半ロスタイムのプレーだ。
相手ゴール前の密集でDFに体を預けて強引に反転してシュート。GKの好セーブに阻まれたが、狭いエリアでも仕事ができるジョーの真価にスタジアムがどよめいた。「(DFとの)いいマッチができた」
最近の練習では、ドリブルと走力を売りにする前田との新2トップに挑んでいる。高さ、強さ、決定力のジョーと、走力や俊敏性に勝る前田。ジョーが「いい選手。一緒に絡めばいいプレーができる」と話せば、前田も「(異なる特長同士で)相乗効果を出したい」と意気込む。
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