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マラソン2度目の佐藤早也伽パリ五輪手応えの2位 粘りの走りに監督「100点」【名古屋ウィメンズ】

2021年3月14日 19時42分

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記者会見で笑顔を見せる2位の佐藤早也伽

記者会見で笑顔を見せる2位の佐藤早也伽

  • 記者会見で笑顔を見せる2位の佐藤早也伽
  • 2位でゴールする佐藤早也伽
  • 2位でゴールし、目頭を押さえる佐藤早也伽
◇14日 名古屋ウィメンズマラソン(中日新聞社など主催、バンテリンドームナゴヤ発着の42・195キロ)
 東京五輪の代表選考を兼ねた昨年の大会で初マラソンながら5位と健闘した佐藤早也伽(26)=積水化学=が2度目のマラソンに挑み、2時間24分32秒で2位に入った。13キロ手前から松田瑞生(ダイハツ)とのマッチレースとなり、レース中盤に突き放されたものの、2024年パリ五輪に向けて十分な手応えをつかんだ。
 強風吹き荒れる悪条件の中、佐藤は2時間24分32秒の好タイムで2位フィニッシュ。初マラソンだった昨年の名古屋ウィメンズの5位を上回ったが、「悔いの残るレースになりました」。その時の自己ベスト(2時間23分27秒)に届かず、2度目のフルマラソンには大きな悔しさが残った。
 スタートからハイペースな先頭集団を松田とともに形成した。パワフルなフォームの松田に対し、しなやかな走りで食い下がる佐藤。しかし、22キロ付近でペースのアップダウンに追いつけず、「気づいたらどんどん離れて、前が見えなくなってしまった」
 ただ、26歳が成長を示したのは、そこからだった。30キロすぎで集団に離された昨年は35~40キロが18分3秒と大幅にペースダウンしたが、今年は同区間で17分39秒をマーク。「後半に大きくペースを落とさないで走れた」。1年間で鍛えた粘り腰を見せて、20キロほどの“一人旅”を走りきった。
 昨年は日本選手権の1万メートルで3位に入るなど実績を積み上げた。チームメートの新谷仁美(33)らからも刺激を受け、迎えた2度目の名古屋ウィメンズ。野口英盛監督(41)は重圧もある中での粘りの走りに、課題を含め「2回目のマラソンとしては100点」と評した。
 1万メートルで東京五輪代表入りの可能性も残っているが、将来的にパリ五輪などマラソンでの日本代表を目指す。「松田さんのように、速いペースで走れるように頑張りたい」。楽しさを知った初マラソン。悔しさを知った2度目のマラソン。佐藤が、また一つ強くなるきっかけを手に入れた。
▼佐藤早也伽(さとう・さやか)1994(平成6)年5月27日生まれ、宮城県大崎市出身の26歳。156センチ。宮城・常盤木学園高、東洋大出。積水化学所属。大学までは目立った成績を残せなかったが、実業団で急成長。2019年全日本実業団ハーフマラソンを1時間9分27秒で制し、20年には初マラソンの名古屋で2時間23分27秒の好記録をマーク。日本選手権1万メートルでは31分30秒19の自己ベストで3位に入った。

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