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単なる強風なら怖くないが…松田瑞生が見せた真の強さ 代表匹敵か、それ以上の力【名古屋ウィメンズマラソン】

2021年3月14日 19時33分

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名古屋ウィメンズマラソンで2時間21分51秒をマークし優勝した松田瑞生

名古屋ウィメンズマラソンで2時間21分51秒をマークし優勝した松田瑞生

◇14日 名古屋ウィメンズマラソン(中日新聞社など主催、バンテリンドームナゴヤ発着の42・195キロ)
 強風が吹き付ける過酷なコンディションの中、自己ベストに4秒まで迫った松田瑞生選手(25)=ダイハツ=の底力に改めて驚かされた。
 確かに強い向かい風はランナーにとって厳しい条件になりがちだが、脚筋力があり、上り坂に強い選手はそれほど苦にしないこともある。一番やっかいなのは、今日のように風が強い上に向きもころころと変わるような状況。今回は追い風のときは1キロ3分16秒、向かい風になると1キロ3分30秒近くまで落ちるなど風によってペースが翻弄(ほんろう)された。変則的な風によるペースの上げ下げで体力が消耗されるだけでなく、その都度ギアを頻繁に入れ替えなければならない難しさがあった。このギアの入れ替えは本当に実力がないとできない。「たら、れば」の話にはなるが、風がなかったら去年の一山麻緒のタイムを上回っていた可能性はかなりある。
 これで昨年の大阪国際女子に続きマラソンで2連勝。過酷なコンディションにも負けない走りは強いの一言だ。五輪代表に入ってはいないが、代表に匹敵するか、それ以上の力はある。2時間19分12秒の日本記録を破るには1キロ3分16秒から17秒のラップタイムが必要だが、松田はこの日の前半に何度か刻んでいた。日本記録を更新するポテンシャルは間違いなくある。(金哲彦・マラソン解説者)

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