12歳の自然体、決意の詰め襟 男子生徒として春から中学へ、愛知
2021年3月14日 05時00分 (3月14日 05時01分更新)
詰め襟の学生服に袖を通すと、笑みがこぼれた。愛知県内に住む小学六年の女子児童(12)はこの春、男子生徒として中学校に進学する。生まれた時の性別と心の性が異なるトランスジェンダーであることをカミングアウトし「同じように悩んでいる人を勇気づけたい」と決意した。学校側も理解を示し、受け入れ準備を進めている。
「男子生徒として、男子バレー部に入りたいです」。一月に進学する中学校であった入学説明会。マイクを取った児童はきっぱりと言った。保護者が対象の会だったが、自分の言葉で意思を伝えようと出席した。同席した母親が「どうか否定だけはしないで」と涙ながらに訴えると、会場から拍手が起きた。
二年生の時、女の子を好きになった。...
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