本文へ移動

長野移住10年 詩人ウチダゴウさん 「鬼は逃げる」刊行

2021年3月13日 05時00分 (3月13日 05時00分更新)
10年の活動を振り返るウチダゴウさん=長野県安曇野市で

10年の活動を振り返るウチダゴウさん=長野県安曇野市で

  • 10年の活動を振り返るウチダゴウさん=長野県安曇野市で
  • 選集『鬼は逃げる』
  • 昨年12月に開かれた朗読会。右端がウチダゴウさん=長野県松本市で(古厩志帆さん撮影)
 「詩がもっと普通に社会の中にあってほしい」との思いから詩壇から距離を置きつつ、詩で生計を立てることを目指す詩人がいる。長野県安曇野市のウチダゴウさん(38)。朗読会に力を入れ、企業の注文に応じてオーダーメードの詩も書く。創作環境を求めて東京から移住し、仕事場を構えて十年を迎えた節目に、選集『鬼は逃げる』(三輪舎)を刊行した。 (松崎晃子)
 北アルプスの山麓に、ギャラリーを併設したウチダさんの仕事場「してきなしごと」がある。詩作は高校生で始めた。朗読会に出合ったのは大学生のころ。既存の朗読会に物足りなさを感じ、自らイベントを開いた。就職活動で企業で働くことに違和感を覚え、就職はせず詩人の道に。初めは実家の支えを得ていたので「不安や後ろめたさはつきまとうが、それを感じさせないよう堂々とやろうとした」と振り返る。
 二〇一〇年に同県松本市に完全に移住。貸本店を営み、地元の広報誌に詩を寄稿するなどした。さらに一八年に安曇野に移住。今では詩から広がって独学で身に付けたデザインの仕事が入り、詩作を教える教室も開くようになった。
 朗読会は、三千円程度の参加費をとり、あえて有料で行う。「興味のない人に...

中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。

※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。

関連キーワード

PR情報