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被災地と心つなぐ炎 「希望の灯り」初のオンライン 

2021年3月12日 05時00分 (3月12日 11時05分更新)
希望の灯りを点灯する中村さん(右)=11日、福井市の県社会福祉センターで(山田陽撮影)

希望の灯りを点灯する中村さん(右)=11日、福井市の県社会福祉センターで(山田陽撮影)

 東日本大震災の犠牲者を悼み、被災地の復興を願う「3・11 希望の灯(あか)り」の点灯式が十一日、福井市の県社会福祉センターであった。岩手県陸前高田市と福井県社会福祉協議会、県内十七市町の社協を初めてオンラインで結んで開催。同じ燭台(しょくだい)で揺れる炎を共に見詰め、被災地へ思いを寄せた。
 点灯式は、二〇一二(平成二十四)年に陸前高田市の「気仙大工左官伝承館」から分灯されて以降、県社協が毎年実施。各社協で使っている越前焼の燭台の制作者、中村鐵遷(てっせん)さん(70)=勝山市北郷町上森川=も出席し「特に被害が大きかった東北の四県や絆、笑顔をモチーフにデザインした」と語った。
 県社協の小藤幸男会長らが画面越しに見守る中、伝承館で希望の灯りを管理する「箱根振興会」の藤原直美会長がガス灯から燭台へ採火。県社会福祉センターでは中村さんが点火し、午後二時四十六分には黙とうした。
 県内社協職員延べ八百九十八人が、一一年三〜九月に陸前高田市で活動。藤原会長は「多くの方々のご支援と励ましの言葉で生きる力が湧いた」と振り返り、コロナ収束後の活動に意欲を見せた。 (北原愛)

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