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4年ぶりのマラソンへ挑む伊藤舞「今は走るのが楽しみ」大けが乗り越え復活ラン【名古屋ウィメンズ】

2021年3月12日 06時00分

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大けがを乗り越え4年ぶりのマラソンに挑む伊藤

大けがを乗り越え4年ぶりのマラソンに挑む伊藤

 最後にマラソンを走ったのは2017年の大阪。長すぎたブランクを経て、36歳になった伊藤がスタートラインに戻ってくる。「もう1回マラソンを走りたい、その思いで諦めずに続けてきた。今は走るのが楽しみ」。迷いなく語った。
 2度の世界選手権とリオデジャネイロ五輪という大舞台を踏んだ生粋のマラソンランナーだが、近年はけがに苦しめられた。リオ五輪では大会直前に右足の指を疲労骨折。何とか出場はしたものの46位に終わった。18年には右足くるぶし付近の腱(けん)を断裂する大けがを負い、手術した。
 伊藤は「手術するくらいなら辞めてもいいかなと思った。手術してまで足を治さないといけないのかと」。すでにベテランの域。引退も頭をよぎったという。
 現役続行を決めたのは、まだ完全燃焼していないと思い至ったから。指導する大塚製薬の河野匡監督(60)は「リオ五輪のこともあり、きちっとマラソンを1本走りたいと考えたようだ。今後、同じ故障に苦しむ選手の励みにもなる」。再起の一念で、長いリハビリも乗り越えた。
 4年ぶりのマラソンへ向けた調整は滞りない。伊藤は「右足の不安はない。順調に練習できたのは久しぶり」と明るい。河野監督も「伊藤はマラソン慣れ、40キロ慣れしている。全盛期の90%くらいの練習はできている」と太鼓判を押した。
 伊藤は「年なんじゃないかと思うこともあるが、精いっぱいの走りができればいい。五輪が全てじゃない」と言う。6年前の名古屋で出した2時間24分42秒の自己ベストを念頭に、自分との闘いに挑む。
 ▼伊藤舞(いとう・まい) 1984(昭和59)年5月23日生まれ、奈良市出身の36歳。156センチ。京都橘高、京産大出。大塚製薬所属。実業団で力を付け、2011年世界陸上(22位)、15年世界陸上(7位)に出場。16年リオデジャネイロ五輪は46位。17年大阪は11位。以降はけがの影響でマラソンから遠ざかっている。自己ベストは2時間24分42秒。

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