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コミュニティ防災士 組織化 4部会、自主的に活動 金沢市が27日

2021年3月11日 05時00分 (3月11日 10時17分更新)
 災害発生時の避難所運営などで地域のリーダーとなる「かなざわコミュニティ防災士」を集めた初の組織が二十七日、金沢市で設立される。同防災士は本年度末で千人を超す見通しで、専門知識を生かし、地域の防災力向上につなげる。山野之義市長が十日の市議会三月定例月議会で明らかにした。 (小佐野慧太)
 コミュニティ防災士は、市が二〇〇六年度から防災士の資格取得者のうち、地域での活躍を志す人を対象に独自に認定。防災の知識普及や訓練支援のほか、災害発生時には消防や自衛隊などが活動するまでの間、避難者の誘導や避難所運営などを担うことが期待されている。
 市はコミュニティ防災士を増やそうと、資格取得後のスキルアップ研修などを開催。資格取得に必要な講習の受講料三万円を県と市が補助する制度もあり、本年度末で認定者は約千五十人に上る見込み。
 新たに設立されるのは「かなざわコミュニティ防災士会」。市内各地の自主防災会代表者が推薦する約百二十人の防災士からなる。「女性・福祉推進部」「広報・情報部」など四つの部会で事業を企画し、自主的に活動する。
 コミュニティ防災士については、十日の市議会一般質問で麦田徹議員(みらい)が取り上げた。当事者から「あまり活動することもなく、資格者としての意義を感じない」「女性の意見を防災に反映したいが、何をしたらいいか分からない」などの声が出ていると指摘した。
 山野市長は「新たに設置する防災士会を通して、独自の研修会や訓練などを行っていただきたい。女性の視点を生かした組織づくりや活動にも期待している」と答弁。「会の活動を通して市の防災力が高まっていくことを期待したい」とも述べた。

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