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バック トゥ 昭和 レトロおもちゃ集合 新竪・迷宮館

2021年3月10日 05時00分 (3月10日 05時03分更新)
昭和のおもちゃなどが所狭しと並ぶ店内を紹介する辰己正之館長=金沢市新竪町の昭和迷宮館で

昭和のおもちゃなどが所狭しと並ぶ店内を紹介する辰己正之館長=金沢市新竪町の昭和迷宮館で

人形、めんこ若者も新鮮


 令和の時代に入り、「昭和レトロ」のブームが続く中、当時のおもちゃなどを販売する「昭和迷宮館」(金沢市新竪町)が、若者を中心に人気を呼んでいる。昭和の時代を過ごした人がノスタルジーを抱く品々は、当時を知らない若い世代には新鮮に映るようだ。 (西浦梓司)
 犀川大通りにたたずむ二階建ての白壁の建物。一、二階の店内には、ウルトラマンシリーズなどテレビ番組のキャラクター人形や、アニメキャラクターの絵が描かれためんこ、ぜんまい仕掛けで動くおもちゃといった一九六〇〜七〇年代の玩具が所狭しと並ぶ。企業広告のポスターや看板、七〇年の大阪万博のグッズもある。平成生まれの記者には、昭和三十年代の東京の下町を舞台にした映画「ALWAYS三丁目の夕日」の世界に入り込んだかのようだった。
 店を経営する辰己正之館長(62)は以前、リサイクルショップを経営していたが、商品を収集するうちに昭和の品々に魅せられた。県内外の骨董(こっとう)市などを回って集め、二〇一二年に同館をオープンした。「思い出の中で迷ってほしい」との期待を店名に込めた。
 旧国鉄時代の七尾駅にあった時刻表など、県内にゆかりのある品も扱う。卯辰山頂にあった総合娯楽施設「金沢ヘルスセンター」の遊園地にいたウサギのマスコット人形もその一つ。道具市で手足や胴体がバラバラの状態で売られていたのを購入し、辰己さん自ら修復した。「もう二度と入手できないので、売れてしまうと少し悲しいかも」と笑う。
 客の多くは二十〜三十代の若者たち。会員制交流サイト(SNS)で店が話題になることもあるという。初めて店を訪れた金沢市の大学生、五十嵐円香(まどか)さん(20)は以前から、店名を大書した看板がかかる店の前を通るたびに気になっていたという。「種類や品数が多くて驚いた。もちろん懐かしさは感じないけど、逆に新しいモノとして魅力がある」と語る。
 辰己さんは「昔のおもちゃなどを見ていると子どもの頃の記憶が一緒によみがえって、気持ちが解放される。懐かしさでも新鮮さでも、それぞれが思った通りに楽しんでもらえたらうれしい」と話している。
 店は不定休。営業時間は午後一時〜五時半。

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