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<ユースク> 愛知出身の2人、ハウステンボス歌劇団トップに

2021年3月9日 16時00分 (3月9日 16時00分更新)
歌劇ザ・レビューでトップスターに昇格した愛知県出身の碧海澪さん(右)と紫城けいさん=ハウステンボス提供

歌劇ザ・レビューでトップスターに昇格した愛知県出身の碧海澪さん(右)と紫城けいさん=ハウステンボス提供

 「ハウステンボスの歌劇団で愛知県出身の二人がチームのトップスターに昇格しました」との投稿がユースク取材班に寄せられた。二人は高校卒業後にそれぞれ単身であこがれの世界に飛び込み夢を実現した。福岡市東区の「歌劇ザ・レビューシアター」で十二日に開かれる公演にトップスターとして初めて出演する。 (石井宏樹)
 長崎県佐世保市のテーマパーク「ハウステンボス」の歌劇団「歌劇ザ・レビュー」のチーム華(フラワー)で新たにトップスターとなったのは名古屋市出身の碧海澪(あおみれい)さんと愛知県豊橋市出身の紫城(しじょう)けいさん。二人はこれから、六あるチームのうち十五人が所属する一つを一緒に引っ張っていく。
 二人は子どものころからクラシックバレエを習い、宝塚歌劇団の公演を見て、歌劇の世界を目指すように。高校卒業後の二〇一四年、団員を養成する「ハウステンボス歌劇学院」が設立されることを知ると、迷わずに応募。第一期生として長崎県で寮生活を送りながら、「踊りや歌や演劇、舞台人の規律や心構えを学んだ」(碧海さん)という。
 二人は受験のために通ったダンス学校の時からの知り合い。紫城さんは二人の関係を「同期で互いに信頼しているが、ライバルでもあった」と表現する。
 碧海さんは自らの性格を「何でもプラス思考」といい、紫城さんは「頑固で真面目な性格」と評する。チームの顔であるトップになり舞台への責任は増すが、紫城さんは「性格が逆だからこそ補い合える」と話す。
 歌劇団は女性だけで構成。男役・女役に分かれ、きらびやかな衣装と華やかなダンスで観客を魅了する。二人が演じる男役は舞台の中心的な存在だ。碧海さんは「女性が男性を演じるからこそ出せる魅力や美しさがある」と語る。
 メッセージを中日新聞ユースクに投稿した豊橋市の会社員辻裕子(つじやすこ)さん(57)は一六年に、愛知県蒲郡市のテーマパーク・ラグナシアの劇場で歌劇団の公演が始まって以来の熱烈なファン。公演後の出待ちの時に「トップになる」と力強く語る地元出身の二人を応援してきた。「自分の子どものことのようにうれしく、誇らしかった」と昇格を喜ぶ。
 ただ、新型コロナの影響で昨年十一月、ラグナシアでの劇場公演が終了。歌劇団は長崎と福岡の劇場で公演を続けるが、凱旋(がいせん)公演は見られない状況になってしまった。辻さんは「コロナが収まったらぜひ地元で見てみたい」と再開を祈る。
 碧海さんは「心は地元とつながっている。今はただ情熱を持ってけいこに取り組み、進化した私たちを見てほしい」。紫城さんは「地元での公演が果たせず残念だが、愛知出身のトップがすてきだと思ってもらえるよう頑張りたい」と意気込んでいる。

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