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石巻に復興エールの旗 日赤県支部寄贈へ 献血者ら寄せ書き

2021年3月9日 05時00分 (3月9日 09時38分更新)
メッセージフラッグにエールを寄せる献血者=福井市の県赤十字血液センターで

メッセージフラッグにエールを寄せる献血者=福井市の県赤十字血液センターで


 日赤県支部(福井市)は、東日本大震災発生から丸十年の節目を前に、被災地の宮城県石巻市へメッセージフラッグを贈る。献血などで県赤十字血液センター(同)を訪れた人らが、震災を決して忘れず、復興のために自分たちにできることを続けることなどを誓う寄せ書きをして、被災地へエールを送る。
 同支部は震災発生直後から石巻市をはじめ、現地にスタッフを派遣して、医療支援活動を展開した。その後も継続的に交流し、二〇一八(平成三十)年の同支部創立百三十周年記念大会には、石巻市から看護師や保健師計四人が出席した。
 メッセージフラッグは、一日から同センター内の受付近くに設置され、来訪者らに自由に記入してもらっている。中央に「私たちは、忘れない。」と記されており、来訪者らが「3・11直後に福島へ行き、大変な状況をみました。ニュースを見る度に思い出します」などと寄せ書きしている。
 ほかにも「一歩一歩、力を合わせて進んでいきましょう」「余震などで不安なことが多いですが、安心して暮らせる日が来ると信じて」「いま自分ができることから復興に貢献できるよう取り組みます」などのメッセージがしたためられている。メッセージを寄せた鯖江市の会社員、野村ゆかりさん(46)は「震災発生日の中継は今でも目に焼きついている。復興はまだだが、平和な日が訪れる事を願っています」と話す。
 石巻市役所に十日には届くように送る予定で、同支部事務局付部長の山本裕行さんは「苦しむ被災者はまだまだ多くいる。その中で県民が被災地に思いをはせ『忘れない』というエールを届けることで被災地の力になれば」と願う。同支部では一日から、職員が「私たちは、忘れない。」とのメッセージが記されたピンバッジを着けて業務に当たっている。 (長谷川寛之)

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