本文へ移動

コーナーポストに立つ姿が見られる?難病と闘うタイガーマスクの回復に期待【山崎照朝コラム】

2021年3月8日 13時33分

このエントリーをはてなブックマークに追加
拳を突き上げ師匠のアントニオ猪木さんを励ますタイガーマスクと新間寿会長(右)

拳を突き上げ師匠のアントニオ猪木さんを励ますタイガーマスクと新間寿会長(右)

 初代タイガーマスクの佐山サトルさん(63)が主宰する「ストロングスタイルプロレスVol・9」が3日、東京・後楽園ホールで行われた。難病と闘う佐山さんが新間寿会長と元気な姿を見せると、会場は大きな拍手に包まれた。昨年暮れの前回大会は車椅子での登場だったが、今回はつえを手にしっかりした足取りだった。
 佐山さんは闘病中のアントニオ猪木さんがリハビリする姿をYouTubeで見たそうで、「いたたまれなくて涙が出てきました。みなさん、僕にとっての師匠であるアントニオ猪木。絶対に頑張ってもらいたい。心から応援したいと思います」と激励のエールを送った。
 新間会長も「あれは私の知ってるアントニオ猪木ではありませんでした。ウィレム・ルスカ、ストロング小林、モンスターマン。そして梶原一騎先生と考え、タイガーマスクを作り上げたのはアントニオ猪木なんです。ストロングスタイルプロレスは猪木さんの魂です。これを引き継いでもらいたい。これが僕の夢です」と猪木プロレスが継承されることを期待した。
 私も猪木さんの病を気にする一人だ。1960年代の終わりから70年にかけてテレビ4局がこぞってキックボクシングを中継し、視聴率を競う全盛期があった。私もNET(現テレビ朝日)の「ワールドキックボクシング」に出たが、プロデューサーから「来年からプロレス中継になる」と告げられたのを覚えている。
 柔道の坂口征二さんがプロレスに転向し、猪木さんと組んだ「NETワールドプロレスリング」の立ち上げだった。残念だったがキックのブームは長くは続かず、視聴率に伸び悩んでいた。
 そのプロレスには取材で関わりが続き、いつも元気な猪木さんがいた。ベッドの上の猪木さんへの思いは、新間さんと同じである。元気な姿を早く見せてほしいと願っている。
 さて、佐山さんである。次回は4月22日の後楽園大会で、タイガーマスクが蔵前国技館で強敵のダイナマイト・キッドと戦ってから40周年となる記念大会になるそうである。
 3日の後楽園大会前に二人と話す機会があった。佐山さんはかなり気合が入っていて「毎日のトレーニングを欠かさずやってます。スクワットも200回やってます」と明るかった。前回の車椅子を思えば驚くほどの回復ぶりを見せている。次回の後楽園大会は予告通りにコーナーポストに立つ姿が本当に見られるかも…。不可能という言葉は使いたくない。難しいとはわかっていても、期待してしまうのである。

関連キーワード

PR情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ