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宿泊機能付きレストラン オーベルジュ誘致目指す 

2021年3月8日 05時00分 (3月8日 10時16分更新)

 県「食で稼ぐ」補助制度

 宿泊機能付きレストラン(オーベルジュ)の誘致を目指し、県は新たに補助制度を創設する。一流シェフによる料理提供やインバウンド(外国人観光客)への対応などを見込み、食で稼げる環境整備によって地域の魅力を引き上げる。 (山本洋児)
 県の二〇二一年度当初予算案に制度創設を盛り込み、用地造成と施設・設備整備費を補助する。補助率は四分の一で、上限は二億五千万円。補助の条件としては、ミシュランガイドへの掲載や世界的な料理コンテストで入賞歴があるなど、首都圏から客を呼べる一流シェフが料理を提供するレストランを想定している。
 このほか宿泊用客室が一部屋四十平方メートル以上、Wi−Fiや多言語表記、キャッシュレス対応も条件とする予定。「営業の武器として使いやすい制度にしたい」(県ブランド課)ため、県議会での議論なども踏まえて、詳細を詰める。
 新築や古民家改修など、施設整備の形に制限は設けない。制度は二五年度までを期限とする予定。県は、北陸新幹線の駅が設けられる地区を中心に誘致を進めたいとしている。立地の想定は郊外で、食材の産地と近い点を生かし、都市圏との違いを打ち出す。
 同課の担当者は、現時点で補助条件を満たすオーベルジュは県内にないとした上で「食で稼ぐ環境を整備し、観光消費額を上げたい。産地への刺激や雇用創出など効果を波及させたい」と話す。
 県の観光振興の方針を示す「ふくい観光ビジョン」は、戦略の柱の一つに「観光で稼ぐ」を掲げている。主な観光拠点の方向性のうち、東尋坊(坂井市)の周辺で厳選食材が楽しめるオーベルジュ誘致を盛り込んでいる。

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