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啓蟄 チョウ喜びの舞 昆虫館

2021年3月6日 05時00分 (3月6日 05時03分更新)
室温20度を超える温室内を飛び回るオオゴマダラ=いずれも白山市の県ふれあい昆虫館で

室温20度を超える温室内を飛び回るオオゴマダラ=いずれも白山市の県ふれあい昆虫館で

  • 室温20度を超える温室内を飛び回るオオゴマダラ=いずれも白山市の県ふれあい昆虫館で
  • 啓蟄に合わせ一足早く羽化したギフチョウ
 「春の女神」と呼ばれる絶滅危惧Ⅱ種の「ギフチョウ」が、白山市の県ふれあい昆虫館で展示されている。温室「チョウの園」ではオオゴマダラなど沖縄原産のチョウが舞う。冬ごもりしていた虫が土の中から出てくるとされる「啓蟄(けいちつ)」の五日、加賀市勅使町の勅使保育園児二十人が訪れ、美しいチョウに見とれた。(吉田拓海)
 ギフチョウは体長約五センチで、表面には細かな毛が生え、黄色と黒のしま模様の羽には、赤や青、オレンジ色の斑点がある。開発などで生息数が減り、環境省の絶滅危惧Ⅱ類の指定を受ける。県内では、三月下旬から四月中旬にかけて、加賀地域の標高千メートル以下の落葉広葉樹林で見られる。
 昆虫館では、ギフチョウのさなぎを暖かい場所に置いて、早く羽化させた。展示している水槽の中にスミレや山桜などの花や、ギフチョウの幼虫が食べるヒメカンアオイを植えて、春の里山を再現。ギフチョウ六匹がひらひらと飛び、盛んに花の蜜を吸っていた。
 「チョウの園」では、国内のチョウでは最大級のオオゴマダラや、リュウキュウアサギマダラが舞うように飛び交い、園児たちの歓声が上がった。年長児の新家千尋ちゃん(6つ)は「ギフチョウは黄色い羽に点々の模様があってかわいかった。チョウが好きになった」と笑顔で話した。ギフチョウの展示のみ十五日まで。

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