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ジュニアゴルフ「石川遼カップ」圧勝の小学4年・加藤金次郎 途中で逆転許したときに浮かんだ言葉とは…

2021年3月5日 10時21分

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賞品を前に初優勝を喜ぶ加藤金次郎

賞品を前に初優勝を喜ぶ加藤金次郎

 男子ジュニアゴルフの加藤金次郎(10)=愛知県瀬戸市、小学4年=がジュニアを対象とする全国大会「石川遼カップ」(小学4年以下)=2月27~28日、静岡のザ・フォレストCC=で、3度目の出場で初優勝した。若手の有望株を紹介する本紙の連載企画「羽ばたけ中部勢」に登場したのは2019年5月。それから身長は10センチ近く伸び、プレーでも着実に結果を残している。
 コロナ禍により試合は激減し、全国規模の大会は昨夏以来となった。世界大会も経験する加藤は「優勝して当たり前」と周りから見られる重圧とも戦った。石川カップは一昨年が3位、昨年は2位と優勝を惜しくも逃してきた。全国大会で何度優勝しても「1位になりたくて練習しているので、優勝できてうれしい」。ニッコリと笑った顔が、その喜びを言葉よりも物語っていた。
 大会は2日間競技。初日は3アンダーの69で回り、期待通りに首位発進した。しかし2位に1打差でぴったりと追われる展開。気の抜けない最終日、2位選手がスタートの1番、2番で連続バーディーを奪い、逆転された。
 「大会で一番緊張した」。落ち着き払った表情をつくってみせたが、内心は焦っていた。1年ほど前から、メンタル強化のため指導を受けるプロキャディー、出口慎一郎さんの言葉を思い出した。
 「相手のスコアは変えられないので気にしない。自分のできることに集中する」
 そうだ。まだ16ホールもある。そう考えると、いつもの精神状態に戻っていた。終わってみれば唯一のアンダープレー。2位に8打差をつける圧勝だった。
 将来の夢はマスターズ優勝だ。その前に中学生でのレギュラーツアーデビューの目標を掲げる。最近の悩みはグリーン周り。小技の引き出しが増えたことにより、迷いも生じてミスが増えた。ただ、練習の成果を試せるコース回りの楽しさは変わらない。夢をかなえる道は一歩一歩だ。(末松茂永)
▼加藤金次郎(かとう・きんじろう) 2010(平成22)年5月6日生まれ、愛知県瀬戸市出身の10歳。138センチ、42キロ。同市立長根小。得意なクラブはドライバーで、平均飛距離は200ヤード。18年IMGA世界ジュニア選手権7位。公式戦ベストスコアは65。

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