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県内観光客数4割減 主要9カ所前年比 20年、コロナ影響で359万人 

2021年3月5日 05時00分 (3月5日 09時55分更新)

 恐竜博物館など大幅減

 新型コロナウイルスの影響で、県内主要観光地(九カ所)の二〇二〇年の観光客数は計三百五十九万四千千人にとどまり、前年比四割減となったことが四日、県のまとめで分かった。県立恐竜博物館(勝山市)などの屋内施設が五〜八割の大幅減となったことが大きな要因。一乗谷朝倉氏遺跡(福井市)など健闘した所もあった。 (尾嶋隆宏)
 県議会産業常任委員会で説明した。対象は嶺北五カ所、嶺南四カ所で、各施設や市町から速報値として聞き取った。県内観光客数は一五年三月の北陸新幹線金沢開業を契機に増加し、維持されてきたが、近年にない大幅減だった。
 県立恐竜博物館は前年比61・1%減の三十八万二千人だった。三〜五月は休館し、六月から一日当たりの入館者数を制限して予約制で営業していることが響いた。人数制限は当初の二千人から六千人に拡大されたが、密を避けるため継続している。
 減少率が最も大きかったのは、子どもの遊び場として人気の県こども家族館(おおい町)で80・8%減の四万九千人。夏前まで休館し、再開後も利用人数を制限。ボールプールの閉鎖も影響しているという。
 一方、一乗谷朝倉氏遺跡は19・5%減の八十五万一千人と落ち込みが少なかった。NHKの大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」や「ブラタモリ」で注目を集め、コロナ禍でも歴史ファンらが訪れたとみられる。屋外のためコロナ感染のリスクが少ないことも好材料だった。観光客数で例年、県内トップの東尋坊(坂井市)を上回った。
 唯一、前年実績を上回ったのはレインボーライン(美浜町・若狭町)。三月に山頂公園がリニューアルされたため、関西中京からのドライブ客の利用があったという。

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