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聖地で一発を…智弁学園・前川右京 日本一へ 大阪桐蔭との対戦予言「言霊ってあるな」【センバツ連載】

2021年3月4日 06時00分

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チームを勢いづける一発を狙う智弁学園・前川右京

チームを勢いづける一発を狙う智弁学園・前川右京

◇センバツ注目選手連載「春の主役は俺だ!!」 第3回 智弁学園・前川右京外野手
 世代屈指のスラッガーが帰ってくる。智弁学園(奈良)の前川右京外野手(2年)が甲子園の土を踏むのは、2019年夏、昨夏の交流試合に続く3度目。高校通算30本塁打だが、大舞台ではまだ一発を放っていない。
 「チームの目標は日本一。そのために自分は結果はもちろん、声を出したりチームのためにできることを全てしたい」。バックスクリーンへのアーチを狙う一方、2016年以来のセンバツ優勝を狙うチームの勝利に貢献することを考える。
 もともと練習熱心だった前川。意識がさらに高まったのが昨夏の交流試合の中京大中京(愛知)戦だ。後に中日からドラフト1位指名された高橋宏斗投手(18)と対戦。1安打を放ったが、世代ナンバーワン投手に「これがドラフト1位の球なんだな」と驚かされた。そして、「あの球を打てないと上のレベルでは戦えない」と考え、自分自身を見つめ直した。
 昨秋は公式戦9試合で打率4割。近畿大会決勝でプロも注目する大阪桐蔭・関戸から特大アーチを放つなど中軸の役割を果たした。それでも、「上半身が突っ込んで、ミスショットが多かった」と満足してはいない。目標のプロ入りに向け、理想を追い求めている。
 冬の練習では体のバランスを見つめ直し、球を呼び込んで打つ打撃スタイルを目指した。「みんなが休んでいる時こそチャンス」と思い、年末年始に帰省した時も最低1時間の素振りを続けた。
 初戦の相手は大阪桐蔭に決まった。「日本一になるためには、いずれは倒さないといけない」と語る前川はやる気十分。津田学園(三重)の4番打者として甲子園に出場し、最も尊敬する兄・夏輝さん(19)=JR西日本=から「一番良い相手にあたったな」と言われた。成長した姿を見せるのも目標だ。
 組み合わせ抽選会の直前に「大阪桐蔭と当たる気がするわ」とチームメートの前で予言したという前川は「言霊ってあるんだなと思いました」。春の全国制覇、そして、プロ入りへ。高い志を言葉にし、夢の実現へ一歩ずつ進む。
 ▼前川右京(まえがわ・うきょう) 2003(平成15)年5月18日生まれ、三重県津市出身の17歳。178センチ、89キロ、左投げ左打ち。白塚小1年でソフトボールを始め、一身田中では津ボーイズに所属。3年夏には中日本選抜に選ばれた。智弁学園では1年春からレギュラーとなり、1年夏の奈良大会から4番。2年秋から主に3番として活躍している。

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