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GPSで精度向上 農機の自動操縦 全国初 県内全域カバー 

2021年3月3日 05時00分 (3月3日 09時50分更新)
開局したGPS基地局を利用して無人運転田植え機の実演などをする関係者たち=2日、福井市の県農業試験場で

開局したGPS基地局を利用して無人運転田植え機の実演などをする関係者たち=2日、福井市の県農業試験場で


 自動操縦のトラクターなど「スマート農機」の作業精度を高める衛星利用測位システム(GPS)基地局が県内五カ所に整備され、三月から運用が始まった。県内全域で利用できる基地局整備は都道府県で初めて。使用契約を結ぶことで、個別に基地局を設置することなく、高精度の作業が可能になる。 (玉田能成)

 5カ所に基地局

 県が県農業共済組合本所(鯖江市)、坂井地区広域連合庁舎(坂井市)、大野市結ステーション、園芸研究センター(美浜町)、県農業共済組合若狭支所(小浜市)に整備。屋外に設置された高さ一メートルのアンテナが、一台で半径二十キロの範囲をカバー。五台で県内全域を網羅できる。
 県園芸振興課によると、従来の持ち運び式基地局は位置情報に数十センチ程度の誤差が出るのに対し、整備された基地局を利用すれば、誤差を数センチに抑えられる。自動操縦トラクターや無人運転田植え機で、より正確な作業が可能になるという。
 県などは二日、福井市の県農業試験場で説明会を開き、農業従事者ら計四十人が参加。整備したGPS基地局を利用し、自動操縦トラクターなどを動かして作業の正確さなどを確認した。
 GPS基地局利用にはライセンス登録が必要。利用料は年間二万六千四百円(初期登録手数料二千二百円が別途必要)。(問)県農業共済組合=0778(53)2701

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