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『野球オタク』146キロ右腕 天理・達孝太  理想像はMLB3投手の“ハイブリッド”【センバツ連載】

2021年3月3日 06時00分

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紅白戦に登板する達

紅白戦に登板する達

◇センバツ注目選手連載「春の主役は俺だ!!」 第2回 天理・達孝太投手
 すらりとした長身から大物感が漂う。最速146キロの速球を投げ込む天理の達孝太(2年)のことだ。「高校のうちに150キロが目標だけど、スピードが全てじゃない。まだ全てが理想には遠いけど、自分を表現できる球を求めていきたい」。夢である大リーグに向けて着実に歩を進める。
 新チームでエースを任され、昨秋の奈良県大会決勝では智弁学園を相手に2失点完投勝利。近畿大会でも1回戦の乙訓(京都)戦で13三振を奪う1失点完投の快投を見せたが、続く準々決勝の大阪桐蔭戦では、決め球のフォークを見極められ、「体力不足だった」とコールド負けを喫した。
 冬場は体力の底上げに着手。「これまで意識していなかった」という食事にも気を配り、体重も秋から3キロ増の88キロに。技術的には投球時の下半身の使い方を見直し、キレのある投球を追求した。
 大会まで約3週間に迫った紅白戦では、年明け最長となる7イニングに登板。レギュラー陣を相手に6失点するも、MAX144キロで8奪三振。「自分の生命線のフォークの感覚が全然戻ってない」と反省するが「スラッターとか調子のいい球もあった。もっと実戦を積めば大丈夫と思う」とセンバツを見据え、前を向く。
 視察したオリックスの谷口スカウトも「角度があるし、楽しみな存在。腕も長いから打者もタイミングがとりづらい」と素材の高さに期待する。
 中学卒業後に米マイナーリーグ(ロイヤルズ傘下)に飛び込んだ結城海斗投手(18)と中学時代に練習仲間だった縁もあり、大リーグへの憧れは強い。自身の理想像も、ダルビッシュ(パドレス)、シャーザー(ナショナルズ)、バウアー(ドジャース)の3人のハイブリッド型だ。
 「ダルビッシュのボールを操る力、シャーザーの力感ないフォーム、バウアーの野球オタクな部分など全てを参考にしている。バウアーの影響で僕も野球オタクになったので」と貪欲に理想を追い求めるのも、壮大な目標があるからだ。夢への1歩目として、まずはチームを日本一に導くつもりだ。
   ◇   ◇
 ▼達孝太(たつ・こうた) 2004(平成16)年3月27日生まれ、堺市出身の16歳。193センチ、88キロ、右投げ右打ち。浜寺昭和小4年で高石スワローズで野球を始め、浜寺南中では泉州阪堺ボーイズに所属。天理高では1年夏にベンチ入りし、2年夏の広島新庄との甲子園交流試合では、1イニング無失点2奪三振の好投。新チームから背番号1を背負う。

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