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給付金不正受給疑惑 迅速な調査報告を【競馬】

2021年3月2日 10時30分

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売り上げが昨年を下回った今年最初のGⅠフェブラリーS

売り上げが昨年を下回った今年最初のGⅠフェブラリーS

◇記者コラム「ターフビジョン」
 コロナ禍に世界中の誰もが影響を受けた2020年。そんな中、中央競馬の売得金は103・5%と9年連続前年を超えていた。コロナによる中止はなく賞金を削ることもなく、開催が続いた事は奇跡的だった。あらゆる関係者の努力の結果だったはずだ。
 昨年はアーモンドアイを始め、数々の名馬が素晴らしいレースを見せ競馬を盛り上げた。競馬ファンだけでなく、一般の人も競馬の良い話題を見聞きする機会が多かったはず。その流れを受けた2021年だったが、競馬本来とは外れた持続化給付金の不正受給疑惑が、世間の耳目を集めているのは残念な限りだ。
 今年最初のG1フェブラリーSの売得金は、昨年比96・4%と減少した。一線級不在の混戦模様で難しい一戦だったとはいえ、不正受給疑惑が全く影響していないと言い切れるだろうか。競馬に白けてしまったファンの気持ちが反映されているのではないか。
 コロナ対策の財源として、競馬が果たした社会的役割は大きい。JRAや厩舎関係者による関係自治体等への寄付行為は、高く評価されるものだ。賭け金の一部が財源になると納得して、馬券を買ったファンも多かったと思う。
 不正受給疑惑は社会に対する説明が必要だ。JRAには、包み隠し事のない迅速な調査報告を開かれた場でお願いしたい。いたずらに報告の時期を延ばすほどファンの心は離れていく。(高橋知子)

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