本文へ移動

好投手がそろう高校世代でNo.1の注目 市和歌山の152キロ右腕・小園健太「重圧ない」【センバツ連載】

2021年3月2日 06時00分

このエントリーをはてなブックマークに追加
センバツに向けて新調した真っ赤なグラブをつけ捕手の松川(左)とともに活躍を誓う小園=市和歌山で

センバツに向けて新調した真っ赤なグラブをつけ捕手の松川(左)とともに活躍を誓う小園=市和歌山で

◇センバツ注目選手連載「春の主役は俺だ!!」 第1回 市和歌山・小園健太投手
 第93回センバツ高校野球大会が19日に兵庫・甲子園球場で開幕する。2年ぶりに到来する球春には、今年もプロが注目する逸材がずらり。今秋のドラフト候補に挙がる5人の注目選手を紹介する第1回は、好投手がそろう世代でも「ナンバーワン」の呼び声が高い市和歌山の小園健太投手(2年)だ。
 「ナンバーワンと言ってもらえるのはうれしいことだけど、プレッシャーとも思っていない。『こいつが投げれば安心だ』と思ってもらえる投手になるのが目標なので」
 最速152キロの速球に、鋭く曲がるカットボールなど変化球も多彩。1年時から注目を集めた小園が、さらに評価を高めたのは昨秋だ。
 新チーム発足後の公式戦では11試合に登板し、2完封を含む5完投で防御率は0.79。強豪がひしめく近畿大会では3試合で計22イニングを1失点にまとめ、4強進出でセンバツ出場の立役者になり「プロは入るのが夢だったけど、活躍したい舞台に変わった」と手応えをつかんだ。
 冬場は基礎に立ち返り、体幹を強化したほか股関節などの柔軟性を向上させた。1日4合の白米を食べる食トレも自らに課し、体重は目標だった90キロを突破。「下半身がしっかりして、球に安定感がでてきた」と成長を実感する。速球を生かすため武器のカットボールやツーシームを磨き、チェンジアップなど緩急をつけられる球種にも挑戦した。
 そんな右腕に欠かせない存在が、中学時代からバッテリーを組む松川虎生(こう)捕手(2年)だ。中学時代に日本一に輝き、他の強豪校から誘われながらも市和歌山を選んだのは、松川からの「また一緒にやろう」との電話がきっかけだ。
 センバツに向け、2月には2人そろって真っ赤なグラブに新調。情熱の炎を燃やしている2人を、半田真一監督(40)は「いつも小園がちょっかいをかけてて、恋人なんかって思うぐらい仲がいい」と笑う。
 「ドラゴンボール」や「進撃の巨人」など流行の漫画やアニメは、ほとんど網羅。今春は自身が甲子園の歴史に新たな1ページを刻み、主人公となる。
 ▼小園健太(こぞの・けんた) 2003(平成15)年4月9日生まれ、大阪府貝塚市出身の17歳。184センチ、90キロ、右投げ右打ち。中央小1年からR.I.C.Aで野球を始め、貝塚市立第一中では貝塚ヤングに所属し、3年夏に全国制覇。市和歌山では1年春からベンチ入りし、昨夏からエース。ライバルとして挙げるのは愛知・中京大中京の畔柳亨丞投手。
100kgに迫るパワーボディー 小園と“中学日本一バッテリー”の松川
 ○…小園の女房役であり、高校通算31本塁打を誇る松川は、センバツ大会史上最多となる本塁打3発を狙う。100キロ超えだった体重こそ98キロに絞ったが、冬場のハードな練習でパワーは確実に強化。「小園も自分も良い状態でこれている。自分も高卒プロを目指しているので、センバツでしっかり自分の打撃を見せていきたい」と意気込む。

関連キーワード

PR情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ