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「質高い飼育に力入れ日本一へ」 中日農業賞・優秀賞 谷口さん(宝達志水)意気込み

2021年3月2日 05時00分 (3月2日 05時03分更新)
中日農業賞・優秀賞を受賞し、盾を手に笑顔の谷口昇さん=金沢市の中日新聞北陸本社で

中日農業賞・優秀賞を受賞し、盾を手に笑顔の谷口昇さん=金沢市の中日新聞北陸本社で


 中日農業賞の優秀賞に輝いた谷口昇さん(37)=宝達志水町南吉田=は「大変喜ばしいこと。賞をきっかけに、今後も衛生面の向上と質の高い飼育に力を入れ、日本一を目指したい」と意気込みを語った。
 二十歳で養豚業界に身を投じた谷口さんは、「初めは生半可な気持ちだった」と振り返る。約十年前に父から養豚場を引き継いたことで責任感が生まれ、「より良い豚肉を」と養豚の世界にのめり込んでいった。
 何よりも力を入れてきたのは「無駄をなくすこと」。母と弟の三人で豚の飼育に取り組み、人手は限られている。そのため、人力でやっていた餌やりや清掃などを機械を導入して自動化。豚のふん尿処理は外部業者に委託することで、衛生面の確保で効率化を実現し、豚の体調管理に労力を集中できるようになった。
 こうした取り組みから、母豚が一度に産んだ子豚のうち離乳できた頭数は、十年前には一一頭ほどだったが、昨年は一三・三頭と日本でもトップクラスに改善した。
 衛生面や環境面の管理を徹底していることから、豚肉の品質には自信を持っている。「まだ構想段階だが、皆さんに知ってもらうために、ブランド化してカツカレーなどの自前の商品も開発できたら」。夢は広がり続ける。
  (小川祥)

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