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移動式循環リサイクルカー 浜松の3事業者が実証実験

2021年3月1日 05時00分 (3月1日 05時03分更新)
生ごみを堆肥に変える「移動式循環リサイクルカー」=浜松市東区の遠鉄ストア笠井店で

生ごみを堆肥に変える「移動式循環リサイクルカー」=浜松市東区の遠鉄ストア笠井店で

 回収した生ごみの堆肥化と野菜販売を同時に行う「移動式循環リサイクルカー」のお披露目式が二十八日、浜松市東区の遠鉄ストア笠井店であった。全国初の取り組みで、同市内の三事業者が五月末まで実証実験をして、ごみ減量の有効性やコストを確かめる。 (中田弦)
 ワンボックスの中央部に生ごみを堆肥に変える装置を搭載。後部には保冷設備があり、生野菜を陳列できるようになっている。家庭や事業所から出る生ごみを回収して作った堆肥を農家に届け、育った野菜を消費者に売ることで、一台で食品リサイクルを完結させる仕組み。
 車両の運用や生ごみ回収は同市東区の廃棄物処理業「ミダック」が担当し、回収した生ごみで青空農園(西区)が野菜を栽培する。実証実験では、同区の遠鉄ストア笠井店と西ケ崎店の生ごみを回収し、両店で週に二日、野菜を販売する。
 お披露目式には、「ごみ減量天下取り大作戦」を掲げる同市の鈴木康友市長が出席。「ごみ処理にはお金がかかる。減量が進めば、みなさんの税金を有効活用できるので期待している」とあいさつした。市はリサイクルカーをSDGs(持続可能な開発目標)教育に取り入れる方針で、今月中に市内の小学校四校で出前講座を行う。
 ミダックの加藤恵子社長は「食品ロス対策として一台でリサイクルループを作る。市民のみなさんにもごみ削減の意識が広がるきっかけになれば」と話した。

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