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家族の思い胸に飛躍 走り高跳び 亀田さん鵬学園卒業

2021年3月1日 05時00分 (3月1日 10時02分更新)
中学と高校で2度ジュニアオリンピックで優勝した亀田実咲さん。家族の思いも胸に大学でも飛躍を誓う=七尾市城山陸上競技場で

中学と高校で2度ジュニアオリンピックで優勝した亀田実咲さん。家族の思いも胸に大学でも飛躍を誓う=七尾市城山陸上競技場で

  • 中学と高校で2度ジュニアオリンピックで優勝した亀田実咲さん。家族の思いも胸に大学でも飛躍を誓う=七尾市城山陸上競技場で
  • 競技中の亀田さん=昨年7月12日、七尾市城山陸上競技場で

強豪大学に進学 夢は高校教員

 陸上競技の走り高跳びで中学と高校の二回、日本一に輝いた七尾市の鵬(おおとり)学園高校三年の亀田実咲さん(18)=かほく市七窪=が三月一日、同校を卒業する。母方と父方双方の祖母も高跳びの選手で、家族の思いも胸に成長を続けてきた。大学進学後も競技を続け、将来は夢を語れる教員を志している。 (中川紘希)
 福井県と小松市の祖母二人が高跳びの選手だったことから興味があり、かほく市の宇ノ気中学校一年で競技を始めた。徐々に頭角を現し、中学三年でジュニアオリンピックのチャンピオンになった。
 高校一、二年時はベストが出せず伸び悩んだ。インターハイなどに出場できても予選落ちが続いた。だが二年生の終わりごろから再浮上。昨年十月初めの日本陸上競技選手権大会で自己ベスト更新の1メートル75で四位に輝いた。勢いのまま同月下旬のJOCジュニアオリンピックカップ全国高校陸上競技大会で優勝し、王者に返り咲いた。「三年生になり、一、二年の時の基礎練習が無駄じゃなかったと思えた」と振り返る。
 メンタルにも変化が。一、二年では「勝てる」と口には出すものの自信は持てなかった。ところが成績も1メートル70を維持できるようになると「自分も跳べるじゃん」と大会でも自然に思えるようになったという。
 家族の支えも大きかった。大会を見に来てくれることも多く「頑張ってね」とメッセージを送ってくれる。祖母の家に家族で行くと大会の様子を撮影したビデオの上映会が始まる。祖母は「今のすごくいい」「ああ惜しい」などと生中継を見ているような反応をしてくれて、家族の思いの強さを感じている。
 春から有力選手が集う福岡大に進学する。空中での姿勢や踏み切りなど、さらに磨きをかけ早い時期から結果を出すつもりだ。「支えてくれた家族をまた喜ばせてあげたい」。夢は高校の教員として陸上も教えること。「いろんな経験を積んで高跳びの魅力を伝えられれば」と語った。
 亀田さんは二〇一八年と今年の二回、本紙のいしかわ中日体育賞・選手賞を受賞した。

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