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義妹と組んだ松村雄太、実妹ペア破り初優勝「妹が泣いているのを見ると心苦しい」【カーリング】

2021年2月28日 18時49分

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吉田夕梨花=資料写真

吉田夕梨花=資料写真

 カーリングの日本混合ダブルス選手権は最終日の28日、青森市のみちぎんドリームスタジアムで決勝を行い、吉田夕梨花(27)=ロコ・ソラーレ、松村雄太(31)=コンサドーレ=組が松村千秋(28)=中部電力、谷田康真(26)=コンサドーレ=組の連覇を阻み、初優勝した。第6エンド終了時に10―2となり、松村、谷田組が負けを認めた。
 吉田夕、松村組は日本の2021年北京五輪出場枠を懸けて世界選手権(4月24日開幕、場所は未定)を戦い、五輪代表決定戦(時期未定、北海道・稚内)で松村、谷田組と再戦する。
 カーリングという競技の特色か。松村は義妹の吉田夕とのペアで勝ち上がった決勝は実妹の千秋、コンサドーレの同僚、谷田のペアと対戦することになった。
 「予選から最終日にかけ、チームの成長を実感できた。最後に一番いいゲームをして勝てたのはすごくうれしいが、妹が泣いているのを見ると心苦しい」。松村は先に会見を済ませた千秋の涙に接し、複雑な心境を打ち明けた。吉田夕も「義理の姉が泣いているのは心苦しい」と同じ言葉を並べた。
 試合は松村、吉田夕組が第1エンドから3連続スチールで8点を奪取。相手が大量点を狙えるパワープレーを選んだ第4エンドを1失点でしのぎ、大勢を決めた。「ウエートと幅を読めていた」と松村。石の滑る速さ、曲がる幅の読み合いで相手を上回り、難しいショットをさせる展開に持ち込んだ。
 ペア結成2年目。前年大会は準々決勝で敗退した。「お互いに強くなったところを見せよう」が今大会の合言葉。1次リーグは千秋、谷田組に4―11で敗れるなど2敗を喫したが、尻上がりに調子を上げていった。強みは互いの理解力だ。
 松村は吉田夕の長所に「忍耐強さ」を挙げ、「何ができて何ができないのか分かっていることが、選手として素晴らしい」とたたえる。吉田夕は調子が悪くてもゲーム中に立て直せる松村の精神力をリスペクトする。
 日本の五輪出場枠が懸かる世界選手権。「ここで勝った以上、家族、きょうだいがどうこうというのは全く別。日本の代表と自覚し、枠を取って帰ってくるのが僕たちの仕事」と松村。吉田夕は「伸びしろがある」とさらなる技術、精神面の成長を期した。2人は4人制、混合ダブルスの両にらみで北京五輪を目指すことになった。

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