松山英樹がスコア伸ばし首位と5差の10位で最終日へ「昨日までのパッティングがあれば、追い付けるチャンスもある」【米男子ゴルフ】
2021年2月28日 13時18分
◇27日 男子ゴルフ世界選手権シリーズ ワークデー選手権第3日(米フロリダ州、コンセッションGC)
松山英樹(29)=レクサス=は6バーディー、2ボギーの68と4つ伸ばし、通算10アンダーの大台に乗せて10位に上げた。首位まで5打差で最終日を迎える。稲森佑貴(26)=国際スポーツ振興協会=はバーディーとボギーが各3つの72、通算3アンダーのままで、28位に下がった。昨年の全米プロ覇者、24歳のコリン・モリカワ(米国)が通算15アンダーでトップに立った。
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松山の顔が精悍(せいかん)さを増した。スコアを伸ばし合う展開の中で6バーディーを奪い、優勝戦線に残ったが、プレー中もプレー後も笑顔はほとんどなし。2017年8月以来の優勝を狙える位置とあって集中力が高まっているようだ。
第3Rでさえたのはアプローチショットだ。1番でバンカーからの12ヤードをいきなり放り込んでバーディー発進。3番もバンカーから60センチにつけた。さらに14番ではグリーン横ラフからの6ヤードをまたもカップインさせた。蒸し暑い状況でグリーンが硬さを増したが、バウンド後にランがどれくらい出るか、読みが抜群だ。
今大会は各日とも500~600人の観客が入り、松山が好プレーをするたびにわき返った。「ショットは全然(苦しいと)思わなかった。パッティングが思うようにいかなかったっていうのがちょっと悔しいけど。今日ぐらいのティーショットと昨日までのパッティングがあれば、首位に追い付けるチャンスもある」。最終日の優勝争いに割って入るつもりだ。
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