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「四季の丘」売却、廃棄検討 穴水町 管理者募集は継続

2021年2月27日 05時00分 (2月27日 05時02分更新)
指定管理者がなく休眠状態が続く四季の丘=穴水町山中で

指定管理者がなく休眠状態が続く四季の丘=穴水町山中で

  • 指定管理者がなく休眠状態が続く四季の丘=穴水町山中で
  • 木造の旧小学校校舎を利用した施設の内部=穴水町山中で

18年度から休眠状態


 二〇一八年度以降、指定管理者がなく休眠状態が続いている穴水町山中の宿泊交流施設「ふるさと体験村四季の丘」について、同町は、二一年度に売却や廃棄などの検討を進めていく。町が公共施設の適正化に取り組んでいる一環。引き続き指定管理者の募集も続けるが、町の担当者は「コロナ禍で互いに有利な条件で合意に達するのは難しい」と話している。 (森本尚平)
 施設は、一九九八年に廃校となった旧松丘小学校の木造校舎を活用し、〇一年に開業。四人が宿泊できる洋室六部屋と和室二部屋に加え、大部屋や炊事場、大浴場、ランドリー、体育館なども備える。自然豊かな場所で農業体験や自炊、キャンプなどが楽しめる施設として、県内外から観光客や学生らが訪れ、最盛期には年間五千人ほどが利用、千人ほどが宿泊した。
 開業当初はJAおおぞらが指定管理をし、一一〜一八年度はカフェ経営やワイン用ブドウの製造などをする会社「OkuruSky(オクルスカイ)」(同町旭ケ丘)が指定管理者となっていた。同社の村山智一代表は「当初は子ども向けのキャンプや長期の農業体験者で利用があった。プライベート空間を求めるなど利用客のニーズが変わってきた」と話す。家族客から、共同浴場ではなく部屋ごとに風呂がほしいという声や食事の提供を求める声があったという。
 一九年度以降も町は募集を続けていたが応募がなく、町が管理。ただ職員は常駐せず、要望があれば施設を貸し出すなど年間百人ほどの利用にとどまっている。
 六五年開校の木造校舎を活用していたため、老朽化も激しい。サテライトオフィスなどでの活用も模索するが、町長職務代理者の山岸春雄副町長は「町が直営を続けるには管理の費用や安全性の問題もあり、限界がある。ひと区切りという意味でも廃棄も含めて検討を進める」と話す。現在、新型コロナウイルスに感染した石川宣雄町長がリハビリを続けており、職務復帰後に本格的な検討に入っていく。

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