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3年かけた酔わせる物語 出版 富山の居酒屋店主

2021年2月26日 05時00分 (2月26日 05時03分更新)
「酒のドン・キホーテ」を手に「日本酒の奥深さを味わってほしい」と話す真酒亭店主の村田千晴さん=富山市桜町の「酒肆 真酒亭」で

「酒のドン・キホーテ」を手に「日本酒の奥深さを味わってほしい」と話す真酒亭店主の村田千晴さん=富山市桜町の「酒肆 真酒亭」で


 富山市桜町の純米酒専門居酒屋「酒肆(しゅし) 真酒(まさけ)亭」の店主、村田千晴さん(68)が、酒を愛する自身と仕事仲間の3人の人生をまとめた「酒のドン・キホーテ」を出版した。居酒屋経営、蔵元、酒販業の三つの立場から、理想の一杯を追い求めた姿を紹介する。
 村田さんは「まっとうな酒を楽しむ居酒屋」をコンセプトに、1986年に脱サラして開業。本には村田さんのほか、古酒「達磨正宗」蔵元の白木善次さん=岐阜市、「寺島酒店」代表の寺嶌圭吾さん=富山市=が登場する。白木さんは長期熟成させた古酒の文化復権に奔走。寺嶌さんは酒と食文化への深い造詣を武器に、行政やメディア関係者と豊富な人脈を築いた。
 村田さんいわく、3人に共通するのは「ドン・キホーテ的な生き方」だ。スペインの小説「ドン・キホーテ」に登場する、見果てぬ夢を追い求めた主人公の姿を、酒に懸けた3人の人生と重ね合わせた。
 村田さんはがんと闘病しながら執筆を続け、足かけ3年で完成にこぎつけた。コロナ禍が直撃しているが「金もうけが目的ではなく、生きがいで店をやっている」と前を向き、「3人の人生を通じて、日本酒の奥深さを知ってもらえたら」と期待を込める。
 本の価格は2000円(税別)。(問)真酒亭076(441)0399 (山岸弓華)

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