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中日・大野雄×今中 2人の沢村賞投手が対談 昨年つかんだ勝てる投球…とにかく巨人に勝たないと!

2021年2月25日 06時00分

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グータッチする大野雄(右)と今中慎二さん

グータッチする大野雄(右)と今中慎二さん

 優勝するためには巨人に立ちはだかれ。昨年、10完投で沢村賞を獲得した中日・大野雄大投手(32)と本紙評論家で1993年の沢村賞投手・今中慎二さん(49)が対談した。今中さんは昨年フル回転した大野の体を心配しつつ、仕上がり具合や今季への臨み方を聞き、最後は打倒巨人を託した。大野は昨年コツをつかんだという勝てる投球ができるようにすることを今中さんに打ち明けた。(新型コロナウイルス対策のため、写真撮影のみ対面で、対談はリモートで行いました)
 今中「いつものキャンプに比べるとゆっくりとした調整と思うけど、仕上がりはどうなん?」
 大野雄「ブルペンに入るのは1クールに1回ですね。体と相談しながらですが、決してベストとは思っていません」
 今中「昨年の11月にシーズンが終わって3カ月。昨年は頑張りすぎたから、自分でどうコントロールするかでしょ」
 大野雄「そうですね。監督、ヘッドコーチ、投手コーチも気にかけてくれています」
 今中「昨年の活躍のインパクトが強すぎたから、体が気になってしようがない。でも、開幕まであと1カ月。開幕(投手)やるつもりなんでしょ」
 大野雄「まあ、そのつもりで調整はしています」
 今中「開幕(投手)はやりたいだろうけど、今年に限ってはこだわらなくてもとは思う。それより、昨年みたいに夏以降、残り30試合、20試合という時にフル稼働できるように。優勝争いとか、Aクラス争いになると思うから。開幕からしっかりと、と周りが思っても、体が分かるのは自分しかいない。その辺は、あと1カ月どう持って行くかやろね」
 大野雄「甘えたくないんです。3年契約というのもそうですし、駄目だったら、(周りから)ああやっぱりそうなんや、みたいな。昨年投げ過ぎたから、今年あかんと言われるのも嫌ですし」
 今中「それは結果論やから気にせんでいい。昨年は練習もままならずに6月に開幕。しばらくはオープン戦みたいな登板の形でいったのが結果的に良かった」
 大野雄「昨年は調整が難しかったと言っても、開幕から1カ月半勝てずにチームの勢いを乗せられなかったというのを、7月31日に初勝利してから思いました。勝ってから何となくチームもいい感じに向いていったと思ったし、やっぱり開幕投手がそこまで勝ててないというのはチームの勢いが…というのを感じました。今年は開幕(投手)かどうかは分からないですけど、軸として見られ方も違うでしょうし、自分の勝ち星じゃなくて自分が投げた試合はチームが勝っていくということをしていけばどんどん乗っていけると思います」
 今中「開幕までの実戦登板のプランは?」
 大野雄「北谷で投げて、名古屋へ戻ってから3試合ですかね。2イニング、3イニング、5イニング、で100球じゃないですかね」
 今中「オープン戦プラス、レギュラーシーズン開幕の試合も含めて状態を上げていけばいい。ほかにもピッチャーはおるし、無理をする必要はない」
 大野雄「無理だけはしたくないですね」
 今中「一番の目標はチームの優勝だと思うけど、個人的にはどうなの」
 大野雄「昨年コツを覚えた勝てる投球を。今までは思ってなかったんですよね。勝ち星なんてくそくらえと。そんな左右されるほどの数字はないわと思ってたんですけど、コツをつかんだ感じがあるので。今年はどうやって、自分に、チームに勝ちを来させられるか。なのでそこですかね」
 今中「それと巨人に勝たないといかん。勝たないと上に行けないんだから。目の上のたんこぶだろ」
 大野雄「はい」
 今中「大野も巨人にたんこぶと思われてるんやから。昨年、よう分かったやろ。ここで負けるとやばいよというところで勝つとチームには1勝以上の重みが出る。連覇されてる場合か」
 大野雄「ローテをずらしてでも?」
 今中「最低10試合。おれも10試合以上投げたシーズンがあるんやから。そこに合わせてローテを組まれたんやから。巨人には五分でいい。ほかのチームからいっぱい勝たんと」
 大野雄「巨人とはこの2年は五分ですね。4試合ずつしか投げてないですけど(2019、20年とも4試合ずつ登板し、2勝2敗)」
 今中「4試合なんて少ない。4試合の五分じゃあかんけど、10試合の五分ならいい。巨人を倒さなあかん」
 大野雄「はい、頑張ります」
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