本文へ移動

全国環境大会で入賞 滑川高海洋クラブの缶詰作り

2021年2月25日 05時00分 (2月25日 10時21分更新)
「全国ユース環境活動発表大会」で入賞した海洋クラブの生徒=滑川市加島町の滑川高で

「全国ユース環境活動発表大会」で入賞した海洋クラブの生徒=滑川市加島町の滑川高で

  • 「全国ユース環境活動発表大会」で入賞した海洋クラブの生徒=滑川市加島町の滑川高で

イワシ 無駄なく活用

 国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に取り組んだ高校生を表彰する「全国ユース環境活動発表大会」(環境省など主催)で、滑川高校海洋科の「海洋クラブ」が入賞した。生徒たちは地元産のイワシを無駄なく活用した缶詰作りが評価された。 (山岸弓華)
 同市の観光名産であるホタルイカ漁では、イワシも一緒に水揚げされることが多かった。しかし一部は商品にはならず、海に戻されていた。海洋クラブの生徒たちは、全国的にも安値で取引されているイワシの価値を向上し、有効活用できるアイデアを考えようと、昨春から議論を開始。ふだんは捨てられてしまう魚の骨まで加工できる缶詰を開発することに決めた。
 生徒や教員へのアンケートを実施して味付けを選定し、バジルオイル、梅ゴボウ、水煮の三種類を作製した。今後販売する予定で、売り上げの一部は国連児童基金(ユニセフ)に寄付する。パッケージのデザインには、同市田中小の児童が描いた絵を採用した。
 缶詰に使用できないイワシの頭や内臓は、混ぜ合わせて肥料にし、植林活動の一環として魚津市内の山にまいた。水源となる山が豊かになれば、富山湾でも継続的な漁業が可能になるとの狙いがある。
 メンバーの水野成慈美(なるみ)さん(三年)は「最初はSDGsについてあまりわかっていなかったが、活動に関わり身をもって体感することができた」と振り返った。星野杏花さん(同)も「就職活動との両立が大変だったが、受賞できて達成感を得られた」と笑顔を見せた。

関連キーワード

PR情報

富山の新着

記事一覧