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イップスの影響で送球がワンバウンドに

2021年2月24日 05時00分

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 【質問】中学硬式の全国大会で活躍して強豪高校に入学しました。中学のときは強肩だったのですが、先輩とキャッチボールをしてから近い距離がワンバウンドするようになりました。みんなからイップスと言われました。治らないと聞きましたが、どうしたらいいですか。 (千葉県柏市 K君=高1)
 【答え】これまでも同じ悩みを持った多くの質問がありました。ある日突然、何かの原因で投げられなくことがあります。とくに10メートルぐらいの近い距離を投げると、高投になったり、ワンバウンドになったりして、どうしたらいいかわからなくなります。
 私は大学で、何人もそういう選手に出会いました。甲子園経験の有望捕手が打撃練習のとき、先輩から「いい球を返球しろ」と言われたのをきっかけに突然イップスになっています。イップスのほとんどが精神的な要素が原因と言われています。「ワンバウンドを投げたらどうしよう」などと考えれば考えるほど緊張が高まり、腕が硬直してしまうのです。
 そういう選手にはネットスローを多くやらせました。7〜8メートルの距離で肘を肩の高さに上げて、90度あるいはそれ以下に曲げてから投げます。手の甲は上を向きますが、ややシュート気味に腕を振ります。米大リーグ、メッツでトレーニングコーチもした立花龍司さんは、イップスの70%はメンタル面から技術的に腕のひねりができなくなっているので、ひねりを引っ張り出してやれば修正できるといい、その練習としてノックではファーストにシュートを投げさせるといいと教えてくれました。キャッチボールのときから腕のひねりを意識しましょう。(慶大野球部元監督)
【水、土曜日連載】
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